• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月01日アリューシャン列島でM5.2、3日ぶり今年28回目のM5以上地震

アリューシャン列島でM5.2、3日ぶり今年28回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月01日19:25にアリューシャン列島でM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年02月14日にアリューシャン列島でM5.0の地震が今回の震源からは約34km離れた場所で起きていた。

 

アリューシャン列島における今回の地震について

日本時間2020年10月01日19:25 M5.2 アリューシャン列島(深さ約39km)

アリューシャン列島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月28日のM5.2以来3日ぶりで今年28回目。前回の地震は今回の震源から約574km離れた位置であった。その前は2020年09月27日のM5.6で、今回の震源から約572km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年02月13日にアリューシャン列島でM5.0の地震が今回の震源からは約34km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震46事例のうち、その後1ヶ月以内にアリューシャン列島を含む北太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは46事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北太平洋への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは46事例中26例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、北米における繋がりは46事例中2例で平均発生頻度1に対し0.3で少ないという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の46事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは46事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.6で少ないと言える。
 

アリューシャン列島の最近の地震活動

アリューシャン列島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が6回。2019年にアリューシャン列島の1ヶ月当たり平均発生数は12.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

アリューシャン列島では2019年にM6.0以上の地震が4回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアリューシャン列島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月02日 M6.4 アリューシャン列島(深さ約8km)
2019年11月24日 M6.3 アリューシャン列島(深さ約20km)
2019年05月23日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約30km)
2019年12月02日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約28km)
2019年01月05日 M5.9 アリューシャン列島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

アリューシャン列島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にアリューシャン列島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月23日 M6.2 アリューシャン列島(深さ約10km)
2020年01月26日 M6.1 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.8 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約35km)
2020年03月02日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約23km)
 

アリューシャン列島の過去の地震データ

1901年以降、アリューシャン列島で発生してきたM6.0以上の地震は483回でそのうちM7.0以上であったのが56回。20世紀以降、過去最大だったのは1965年02月04日のM8.7で深さは約30kmであった。

アリューシャン列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1965年02月04日 M8.7 アリューシャン列島(深さ約30km)
1946年04月01日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約15km)
1957年03月09日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約25km)
1906年08月17日 M8.3 アリューシャン列島(深さ約110km)
1986年05月07日 M8.0 アリューシャン列島(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1934年11月05日にアリューシャン列島でM6.5の地震が約25kmの距離(深さkm)で起きていた他、1957年03月19日にアリューシャン列島でM6.8の地震が約26kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1957年03月09日に75kmの距離で発生したアリューシャン列島 M8.6(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

北太平洋とアリューシャン列島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北太平洋など方面別予測が現在691予測。またアリューシャン列島など震源地別予測が現在2,888予測となっている。

方面別予測において現在、計691予測中、Aクラスは39予測、Bクラスは158予測、Cクラスは494予測。このうち北太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が57予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,888予測中、Aクラスが46予測、Bクラスが239予測、Cクラスが2,603予測となっており、このうちアリューシャン列島に対してはAクラスが1予測、Bクラスが3予測、Cクラスが55予測となっている。

通常時との比較では北太平洋の現在の危険度は100%以下、アリューシャン列島の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アリューシャン列島M5.2の類似26事例以降の発震傾向性

今回のアリューシャン列島M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アリューシャン列島を含む北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北太平洋への繋がりは通常程度と言える。

北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アリューシャン列島 26事例中3例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中15例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは26事例中15例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 26事例中6例
日本 26事例中4例
台湾 26事例中3例
フィリピン 26事例中2例
中国 26事例中2例
東ティモール 26事例中1例
ラオス 26事例中1例
ミャンマー 26事例中1例

また、今回のアリューシャン列島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは26事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1970年12月07日 M6.1・震度3 十勝沖
1982年07月04日 M6.6・震度2 本州南方沖
1983年06月21日 M7.1・震度4 青森県西方沖
1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。