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2020年10月01日地中海東部のギリシャ・クレタ海でM5.1、09月19日と26日に続く周辺M5超え地震

地中海東部のギリシャ・クレタ海でM5.1、09月19日と26日に続く周辺M5超え地震


 

USGSによると日本時間2020年10月01日20:05に地中海東部、クレタ海でM5.1の地震が発生した。エーゲ海から地中海東部では09月下旬にM6クラスを含むM5超え地震が2回起きたばかりだった。

 

ギリシャにおける今回の地震について

日本時間2020年10月01日20:05 M5.1 ギリシャ(深さ約152km)

ギリシャでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月18日のM5.9以来13日ぶりで今年23回目。前回の地震は今回の震源から約225km離れた位置であった。その前は2020年08月17日のM5.0で、今回の震源から約335km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源周辺では上記の通り09月18日にM5.9のM6クラス地震が起きていた他、約400km北側に当たるエーゲ海でも09月26日にM5.3の地震が起きたばかりで最近地震が目立っている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内にギリシャを含む欧州でM7クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは31事例中5例で平均発生頻度1に対し1.6と多い、アフリカにおける繋がりは31事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の31事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは31事例中5例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

ギリシャの最近の地震活動

ギリシャにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年にギリシャの1ヶ月当たり平均発生数は4.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

ギリシャでは2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にギリシャで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月27日 M6.0 ギリシャ(深さ約63km)
※海外時間(UTC)

ギリシャでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にギリシャで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月02日 M6.5 ギリシャ(深さ約10km)
2020年09月18日 M5.9 ギリシャ(深さ約45km)
2020年01月30日 M5.8 ギリシャ(深さ約10km)
2020年05月18日 M5.8 ギリシャ(深さ約10km)
2020年03月21日 M5.7 ギリシャ(深さ約10km)
 

ギリシャの過去の地震データ

1901年以降、ギリシャで発生してきたM6.0以上の地震は89回でそのうちM7.0以上であったのが6回。20世紀以降、過去最大だったのは1956年07月09日のM7.7で深さは約20kmであった。

ギリシャで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1956年07月09日 M7.7 ギリシャ(深さ約20km)
1947年10月06日 M7.3 ギリシャ(深さ約15km)
1948年02月09日 M7.3 ギリシャ(深さ約15km)
1957年04月25日 M7.3 ギリシャ(深さ約35km)
1957年04月24日 M7.1 ギリシャ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1926年06月26日にギリシャでM6.9の地震が約8kmの距離(深さ15km)で起きていた他、2017年07月20日にギリシャでM6.6の地震が約71kmの距離(深さ7km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1956年07月09日に91kmの距離で発生したギリシャ M7.7(深さ20km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

欧州とギリシャにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は欧州など方面別予測が現在701予測。またギリシャなど震源地別予測が現在2,928予測となっている。

方面別予測において現在、計701予測中、Aクラスは40予測、Bクラスは160予測、Cクラスは501予測。このうち欧州に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が46予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,928予測中、Aクラスが47予測、Bクラスが243予測、Cクラスが2,638予測となっており、このうちギリシャに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが34予測となっている。

通常時との比較では欧州の現在の危険度は100%以下、ギリシャの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ギリシャM5.1の類似31事例以降の発震傾向性

今回のギリシャM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

今回のギリシャM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例について、ギリシャを含む欧州でその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中5例、アフリカでは31事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは31事例中5例で平均発生頻度1に対し1.6と多い、アフリカにおける繋がりは31事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

中東及びアフリカで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アフガニスタン 31事例中2例
イラン 31事例中1例
ウズベキスタン 31事例中1例
トルクメニスタン 31事例中1例

スーダン 31事例中1例

また、今回のギリシャにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは31事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
2003年09月26日 M8.0・震度6弱 十勝沖(2003年十勝沖地震)
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2011年03月09日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2011年07月10日 M7.3・震度4 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。