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2020年09月30日に福島県会津でM1.7・震度1、63日ぶり今年13回目の有感地震

09月30日に福島県会津でM1.7・震度1、63日ぶり今年13回目の有感地震


 

気象庁の震度データベースによると2020年09月30日21:08に福島県会津でM1.7・震度1の地震が発生していた。速報では伝えられていなかった地震。これにより福島県会津では63日ぶりの有感地震が記録されたこととなる。

 

福島県会津における今回の地震について

2020年09月30日21:08 M1.7・震度1 福島県会津(深さ約8km)

福島県会津で有感地震が観測されたのは2020年07月29日のM3.1・震度2以来63日ぶり。今回の震源からは約79km離れた場所で深さは13kmであった。その前は2020年07月25日のM4.2・震度3で、今回の震源から約91km離れた場所で深さは7kmであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震21事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県会津を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは21事例中14例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは21事例中4例で平均発生頻度1に対し0.8とやや少ない、北陸地方における繋がりは21事例中1例で平均発生頻度1に対し1.2でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

福島県会津と東北地方の最近の地震活動

福島県会津で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が28回であるのに対し2019年に福島県会津における1週間平均値は40回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

福島県会津を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は897回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては13回目。福島県会津では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計12回のうちM3.0未満だったのが7回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

福島県会津における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1996年12月04日 M5.5 震度3 福島県会津
1994年12月18日 M5.5 震度4 福島県会津
1986年03月25日 M5.1 震度2 福島県会津
1969年10月30日 M5.3 震度3 福島県会津
1956年06月29日 M5.3 震度4 福島県会津

福島県会津を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

福島県会津の過去の地震データ

1919年以降、福島県会津で発生してきた有感地震は565回でそのうちM5.0以上であったのが12回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1943年08月12日のM6.2・震度3で深さは26kmであった。

福島県会津において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1943年08月12日 M6.2 震度3 福島県会津
1994年12月18日 M5.5 震度4 福島県会津
1996年12月04日 M5.5 震度3 福島県会津
1943年08月12日 M5.4 震度2 福島県会津
1943年08月28日 M5.4 震度1 福島県会津

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1942年03月26日に福島県会津でM5.3・震度2の地震が約1kmの距離(深さ150km)で起きていた他、1956年06月29日に福島県会津でM5.3・震度4の地震が約14kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2013年02月25日に約18kmの距離で発生した栃木県北部M6.3・震度5強(深さ3km)であった。
 

東北地方と福島県会津における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在332予測。また福島県会津など震源地別予測が現在1207予測となっている。

方面別予測において現在、計332予測中、Aクラスは13予測、Bクラスは47予測、Cクラスは272予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が16予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計1207予測中、Aクラスが19予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1087予測となっており、このうち福島県会津に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、福島県会津の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県会津M1.7の類似21事例以後の発震傾向性

今回の福島県会津M1.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた21件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県会津を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは21事例中14例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 21事例中8例
三陸沖 21事例中7例
岩手県沖 21事例中4例
宮城県沖 21事例中3例
青森県東方沖 21事例中1例
岩手県沿岸南部 21事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが21事例中4例、北陸地方では21事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは21事例中4例で平均発生頻度1に対し0.8とやや少ない、北陸地方における繋がりは21事例中1例で平均発生頻度1に対し1.2でやや多いという結果であった。

関東地方及び北陸地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 21事例中2例
茨城県北部 21事例中2例
関東東方沖 21事例中1例
千葉県東方沖 21事例中1例

新潟県上中越沖 21事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。