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2020年10月02日バヌアツでM5.1、09月06日M6.2地震の震源付近

バヌアツでM5.1、09月06日M6.2地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年10月02日22:16にバヌアツでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月06日にM6.2の地震が約9kmの距離で起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年10月02日22:16 M5.1 バヌアツ(深さ約10km)

バヌアツでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月30日のM5.3以来2日ぶりで今年43回目。前回の地震は今回の震源から約19km離れた位置であった。その前は2020年09月12日のM5.9で、今回の震源から約12km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では09月06日にM6.2の地震がわずか9kmの距離で発生しており、その後も周辺でM5を超える規模の地震が6回起きるなど中規模地震が目立っていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中24例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは50事例中23例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が17回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや多いと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年09月06日 M6.2 バヌアツ(深さ約8km)
2020年09月07日 M6.2 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は453回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1981年07月15日にバヌアツでM7.0の地震が約9kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1932年01月24日にバヌアツでM6.5の地震が約13kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1999年11月26日に94kmの距離で発生したバヌアツ M7.5(深さ33km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在681予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在2,905予測となっている。

方面別予測において現在、計681予測中、Aクラスは36予測、Bクラスは155予測、Cクラスは490予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が52予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,905予測中、Aクラスが43予測、Bクラスが230予測、Cクラスが2,632予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが1予測、Bクラスが18予測、Cクラスが45予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、バヌアツの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.1の類似50事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中24例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 50事例中7例
ケルマデック諸島 50事例中7例
パプアニューギニア 50事例中6例
フィジー 50事例中6例
ソロモン諸島 50事例中5例
ニュージーランド 50事例中2例
マッコーリー島 50事例中2例
トンガ 50事例中1例
サンタクルーズ諸島 50事例中1例
ロイヤリティ諸島 50事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中23例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは50事例中23例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 50事例中15例
日本 50事例中6例
フィリピン 50事例中3例
中国 50事例中3例
ミャンマー 50事例中1例
台湾 50事例中1例
インド 50事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年04月24日 M6.3・震度2 オホーツク海南部
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1993年02月07日 M6.6・震度5 能登半島沖
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
1996年02月17日 M6.8・震度4 福島県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。