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2020年10月03日八丈島東方沖でM6.0・震度3、M6を超える規模の地震は3年ぶり

八丈島東方沖でM6.0・震度3、M6を超える規模の地震は3年ぶり


 

気象庁によると2020年10月03日18:31に八丈島東方沖でM6.0・震度3の地震が発生した。八丈島東方沖で有感地震が記録されたのは176日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

八丈島東方沖における今回の地震について

2020年10月03日18:31 M6.0・震度3 八丈島東方沖(深さ約70km)

八丈島東方沖で有感地震が観測されたのは2020年04月10日のM4.1・震度1以来176日ぶり。今回の震源からは約95km離れた場所で深さは38kmであった。その前は2019年12月09日のM4.4・震度1で、今回の震源から約45km離れた場所で深さは54kmであった。

八丈島東方沖では09月26日にM4.6・震度1の地震が起きたと速報で伝えられていたが、この地震はその後八丈島近海M4.6・震度1と情報更新されたことから、八丈島東方沖における地震としては約6ヶ月ぶりとなる。09月26日の八丈島近海M4.6は震源の位置が今回から約130km離れており、深さも116kmと今回より深かった。

八丈島東方沖を震源とする地震がM6を超える規模だったのは2017年11月16日のM6.0・震度3以来およそ3年ぶり。

今回の震源付近では1972年12月04日に約23kmの距離でM7.2・震度6の八丈島東方沖地震が記録されており、震源の深さは54kmと今回の70kmに近かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震21事例のうち、その後1ヶ月以内に八丈島東方沖を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは21事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは21事例中7例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、中部地方における繋がりは21事例中2例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

八丈島東方沖と伊豆・小笠原の最近の地震活動

八丈島東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が19回であるのに対し2019年に八丈島東方沖における1週間平均値は7回であったことから、現在の状況は多いと言える。

八丈島東方沖を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は52回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。八丈島東方沖では2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

八丈島東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年07月30日 M5.9 震度3 八丈島東方沖
2018年03月25日 M5.8 震度3 八丈島東方沖
2017年12月20日 M5.0 震度1 八丈島東方沖
2017年11月16日 M6.0 震度3 八丈島東方沖
2017年11月09日 M5.9 震度1 八丈島東方沖

八丈島東方沖を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月07日の鳥島近海M5.5・震度1が挙げられる。
 

八丈島東方沖の過去の地震データ

1919年以降、八丈島東方沖で発生してきた有感地震は689回でそのうちM5.0以上であったのが134回。またM6.0以上は9回でM7.0以上の大地震は2回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1972年12月04日のM7.2・震度6(1972年12月04日八丈島東方沖地震)で深さは54kmであった。

八丈島東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1972年12月04日 M7.2 震度6 八丈島東方沖(1972年12月04日八丈島東方沖地震)
1972年02月29日 M7.0 震度5 八丈島東方沖
2009年08月13日 M6.6 震度5弱 八丈島東方沖
1927年08月19日 M6.4 震度4 八丈島東方沖
1982年02月21日 M6.4 震度3 八丈島東方沖

また今回の震源から約30km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2005年07月10日に八丈島東方沖でM5.8・震度3の地震が約4kmの距離(深さ55km)で起きていた他、2017年12月20日に八丈島東方沖でM5.0・震度1の地震が約6kmの距離(深さ57km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約30km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1972年12月04日に約23kmの距離で発生した八丈島東方沖M7.2・震度6(深さ54km)であった。
 

伊豆・小笠原と八丈島東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在332予測。また八丈島東方沖など震源地別予測が現在1207予測となっている。

方面別予測において現在、計332予測中、Aクラスは13予測、Bクラスは47予測、Cクラスは272予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計1207予測中、Aクラスが19予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1087予測となっており、このうち八丈島東方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、八丈島東方沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」八丈島東方沖M6.0の類似21事例以後の発震傾向性

今回の八丈島東方沖M6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた21件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

八丈島東方沖を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは21事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは少ないと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

硫黄島近海 21事例中1例
小笠原諸島西方沖 21事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが21事例中7例、中部地方では21事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは21事例中7例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、中部地方における繋がりは21事例中2例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

関東地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千葉県東方沖 21事例中3例
茨城県沖 21事例中3例
千葉県南東沖 21事例中1例
茨城県南部 21事例中1例
千葉県北西部 21事例中1例

長野県南部 21事例中1例
東海道南方沖 21事例中1例

追記:10月03日の八丈島東方沖M6.0は地震の規模がM5.8に、震度は3で変わらず
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。