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2020年10月03日奄美大島北東沖でM5.1・震度2、2019年05月のM6クラス地震震源付近

奄美大島北東沖でM5.1・震度2、2019年05月のM6クラス地震震源付近


 

気象庁によると2020年10月03日21:26に奄美大島北東沖でM5.1・震度2の地震が発生した。奄美大島北東沖で有感地震が記録されたのは97日ぶり。今年5回目となる有感地震であった。

 

奄美大島北東沖における今回の地震について

2020年10月03日21:26 M5.1・震度2 奄美大島北東沖(深さ約30km)

奄美大島北東沖で有感地震が観測されたのは2020年06月28日のM4.4・震度1以来97日ぶり。今回の震源からは約58km離れた場所で深さは61kmであった。その前は2020年03月11日のM3.8・震度1で、今回の震源から約47km離れた場所で深さは22kmであった。

今回の震源付近では2019年05月15日にM5.7のM6クラス地震が約5kmの距離・深さ36kmで起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内に奄美大島北東沖を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは14事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、伊豆・小笠原における繋がりは14事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

奄美大島北東沖と沖縄地方の最近の地震活動

奄美大島北東沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が22回であるのに対し2019年に奄美大島北東沖における1週間平均値は15回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

奄美大島北東沖を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は370回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては5回目。奄美大島北東沖では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計4回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が3回、M5.0以上が0回となっている。

奄美大島北東沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年05月15日 M5.7 震度3 奄美大島北東沖
2017年10月19日 M5.6 震度3 奄美大島北東沖
2015年09月04日 M5.3 震度3 奄美大島北東沖
2013年02月26日 M5.1 震度2 奄美大島北東沖
2012年08月06日 M5.3 震度2 奄美大島北東沖

奄美大島北東沖を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月26日の与那国島近海M5.5・震度2が挙げられる。
 

奄美大島北東沖の過去の地震データ

1919年以降、奄美大島北東沖で発生してきた有感地震は242回でそのうちM5.0以上であったのが100回、M6.0以上が10回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1923年11月06日のM6.9・震度3で深さは40kmであった。

奄美大島北東沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1923年11月06日 M6.9 震度3 奄美大島北東沖
2009年10月30日 M6.8 震度4 奄美大島北東沖
1923年11月04日 M6.7 震度3 奄美大島北東沖
1955年03月28日 M6.4 震度4 奄美大島北東沖
1954年06月19日 M6.2 震度3 奄美大島北東沖

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2019年05月15日に奄美大島北東沖でM5.7・震度3の地震が約5kmの距離(深さ36km)で起きていた他、2009年08月28日に種子島近海でM5.0・震度2の地震が約6kmの距離(深さ36km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1972年09月02日に約33kmの距離で発生した奄美大島北東沖M6.1・震度3(深さ75km)であった。
 

沖縄地方と奄美大島北東沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在332予測。また奄美大島北東沖など震源地別予測が現在1207予測となっている。

方面別予測において現在、計332予測中、Aクラスは13予測、Bクラスは47予測、Cクラスは272予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が16予測となっている。

また震源地予測では現在、計1207予測中、Aクラスが19予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1087予測となっており、このうち奄美大島北東沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%以上、奄美大島北東沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」奄美大島北東沖M5.1の類似14事例以後の発震傾向性

今回の奄美大島北東沖M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

奄美大島北東沖を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりはやや多いと言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

沖縄本島近海 14事例中3例
種子島南東沖 14事例中1例
宮古島北西沖 14事例中1例
石垣島南方沖 14事例中1例

また、九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが14事例中1例、伊豆・小笠原では14事例中6例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、伊豆・小笠原における繋がりは14事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

九州地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

薩摩半島西方沖 14事例中1例

小笠原諸島西方沖 14事例中3例
鳥島近海 14事例中2例
八丈島近海 14事例中1例

追記:10月03日の奄美大島北東沖M5.1は種子島近海に、地震の規模は変わらず
 

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※画像は気象庁より。