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2020年10月04日大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.1、14日ぶり今年7回目のM5以上地震

大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.1、14日ぶり今年7回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月04日12:35に大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月20日にサンタクルーズ諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約157km離れた場所で起きていた。

 

サンタクルーズ諸島における今回の地震について

日本時間2020年10月04日12:35 M5.1 サンタクルーズ諸島(深さ約96km)

今回の震源から距離300km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年09月19日のM5.0以来14日ぶり。今回の震源から約157km離れた位置であった。その前は2020年09月12日のM5.2で、今回の震源から約241km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震45事例のうち、その後1ヶ月以内にサンタクルーズ諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは45事例中22例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは45事例中24例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、中南米における繋がりは45事例中25例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の45事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは45事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.6で少ないと言える。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震が7回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月01日 M6.0 バヌアツ(深さ約91km)
2019年08月20日 M6.0 ソロモン諸島(深さ約37km)
2019年08月24日 M6.0 バヌアツ(深さ約115km)
2019年11月05日 M6.0 バヌアツ(深さ約19km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年05月12日 M6.6 サンタクルーズ諸島(深さ約112km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年07月05日 M5.9 バヌアツ(深さ約121km)
2020年06月07日 M5.8 サンタクルーズ諸島(深さ約35km)
2020年06月07日 M5.7 サンタクルーズ諸島(深さ約38km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は322回でそのうちM7.0以上であったのが47回。20世紀以降最大だったのは2013年02月06日のソロモン諸島M8.0で深さは約24kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2013年02月06日 M8.0 ソロモン諸島(深さ約24km)
1980年07月17日 M7.9 サンタクルーズ諸島(深さ約33km)
1957年12月17日 M7.8 サンタクルーズ諸島(深さ約124km)
1966年12月31日 M7.8 サンタクルーズ諸島(深さ約55km)
2009年10月07日 M7.8 サンタクルーズ諸島(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1980年07月08日にサンタクルーズ諸島でM7.5の地震が約6kmの距離(深さ33km)で起きていた他、2009年10月07日にサンタクルーズ諸島でM7.8の地震が約10kmの距離(深さ35km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とサンタクルーズ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在677予測。またサンタクルーズ諸島など震源地別予測が現在2,913予測となっている。

方面別予測において現在、計677予測中、Aクラスは36予測、Bクラスは152予測、Cクラスは489予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が51予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,913予測中、Aクラスが42予測、Bクラスが224予測、Cクラスが2,647予測となっており、このうちサンタクルーズ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが40予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、サンタクルーズ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」サンタクルーズ諸島M5.1の類似45事例以降の発震傾向性

今回のサンタクルーズ諸島M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた45件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サンタクルーズ諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは45事例中22例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 45事例中9例
フィジー 45事例中4例
ソロモン諸島 45事例中3例
ケルマデック諸島 45事例中3例
トンガ 45事例中3例
ニュージーランド 45事例中3例
マッコーリー島 45事例中2例
ニューカレドニア 45事例中2例
サンタクルーズ諸島 45事例中1例
パプアニューギニア 45事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが45事例中24例、中南米では45事例中25例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは45事例中24例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、中南米における繋がりは45事例中25例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

アジア及び中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 45事例中14例
日本 45事例中6例
フィリピン 45事例中3例
グアム 45事例中2例
中国 45事例中1例
サヴ海 45事例中1例
セレベス海 45事例中1例
パキスタン 45事例中1例
ミャンマー 45事例中1例

チリ 45事例中13例
ペルー 45事例中4例
メキシコ 45事例中4例
アルゼンチン 45事例中2例
コロンビア 45事例中2例
ブラジル 45事例中2例
パナマ 45事例中1例
ニカラグア 45事例中1例
ケイマン諸島 45事例中1例
ウィンドワード諸島 45事例中1例

また、今回のサンタクルーズ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは45事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年03月21日 M7.1・震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。