• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月04日千島列島でM5.0、53日ぶり今年17回目のM5以上地震

千島列島でM5.0、53日ぶり今年17回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月04日18:17に千島列島でM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月13日に千島列島でM5.0の地震が今回の震源からは約48km離れた場所で起きていた。

 

千島列島における今回の地震について

日本時間2020年10月04日18:17 M5.0 千島列島(深さ約49km)

千島列島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月12日のM5.0以来53日ぶりで今年17回目。前回の地震は今回の震源から約48km離れた位置であった。その前は2020年07月17日のM5.0で、今回の震源から約924km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では過去、1915年05月01日にM7.8のM8クラス地震が約62kmの距離・深さ約30kmで発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内に千島列島を含むロシアでM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは50事例中6例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、アジアにおける繋がりは50事例中25例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中9例であった。これは通常時の1に対し0.8でやや少ないと言える。
 

千島列島の最近の地震活動

千島列島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年に千島列島の1ヶ月当たり平均発生数は9.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

千島列島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に千島列島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月05日 M5.5 千島列島(深さ約36km)
※海外時間(UTC)

千島列島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回、M7.0以上の大地震が2回起きている。

2020年に千島列島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年03月25日 M7.5 千島列島(深さ約57km)
2020年02月13日 M7.0 千島列島(深さ約144km)
2020年06月14日 M5.4 千島列島(深さ約10km)
2020年04月22日 M5.3 千島列島(深さ約10km)
2020年02月23日 M5.2 千島列島(深さ約173km)
 

千島列島の過去の地震データ

1901年以降、千島列島で発生してきたM6.0以上の地震は439回でそのうちM7.0以上であったのが40回。20世紀以降、過去最大だったのは1963年10月13日のM8.5で深さは約35kmであった。

千島列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1963年10月13日 M8.5 千島列島(深さ約35km)
1958年11月06日 M8.3 千島列島(深さ約35km)
1994年10月04日 M8.3 千島列島(深さ約14km)
2006年11月15日 M8.3 千島列島(深さ約10km)
1969年08月11日 M8.2 千島列島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1953年01月05日に千島列島でM6.8の地震が約27kmの距離(深さ49km)で起きていた他、2012年11月16日に千島列島でM6.5の地震が約33kmの距離(深さ29km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1915年05月01日に62kmの距離で発生した千島列島 M7.8(深さ30km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

ロシアと千島列島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はロシアなど方面別予測が現在677予測。また千島列島など震源地別予測が現在2,913予測となっている。

方面別予測において現在、計677予測中、Aクラスは36予測、Bクラスは152予測、Cクラスは489予測。このうちロシアに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が3予測、Cクラス予測が58予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,913予測中、Aクラスが42予測、Bクラスが224予測、Cクラスが2,647予測となっており、このうち千島列島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが52予測となっている。

通常時との比較ではロシアの現在の危険度は100%以下、千島列島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」千島列島M5.0の類似50事例以降の発震傾向性

今回の千島列島M5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

千島列島を含むロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりはやや多いと言える。

ロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

千島列島 50事例中5例
カムチャッカ半島 50事例中4例
サハリン 50事例中1例
オホーツク海 50事例中1例

それ以外では北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中6例、アジアでは50事例中25例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは50事例中6例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、アジアにおける繋がりは50事例中25例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

北太平洋及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アリューシャン列島 50事例中6例

インドネシア 50事例中14例
日本 50事例中9例
フィリピン 50事例中5例
台湾 50事例中2例
マリアナ諸島 50事例中1例
パキスタン 50事例中1例

また、今回の千島列島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中9例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1982年03月21日 M7.1・震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
1983年05月26日 M7.7・震度5 秋田県沖(昭和58年(1983年)日本海中部地震)
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。