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2020年10月05日フィリピン中部ミンドロ島付近でM5.6、M6クラス地震は2週間ぶり

フィリピン中部ミンドロ島付近でM5.6、M6クラス地震は2週間ぶり


 

USGSによると日本時間2020年10月05日03:16にフィリピン中部のミンドロ島付近でM5.6の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月05日にフィリピンでM5.1の地震が今回の震源からは約85km離れた場所で起きていた。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年10月05日03:16 M5.6 フィリピン(深さ約122km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月03日に日本(八丈島東方沖)で発生したM5.5以来で、2020年としては299回目となる(発生日時は日本時間)。

フィリピンでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月20日のM5.8以来14日ぶりで今年12回目。前回の地震は今回の震源から約766km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月06日のM6.3で、今回の震源から約864km離れていた。

今回の震源はフィリピン中部のミンドロ島付近であった。フィリピンでは上記の通り日本時間09月07日にM6.3、09月21日にM5.8のM6クラス地震が起きていたが、いずれも南部のミンダナオ島付近であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震37事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは37事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは37事例中22例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の37事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは37事例中8例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が19回。2019年にフィリピンの1ヶ月当たり平均発生数は27.1回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.6 フィリピン(深さ約10km)
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年09月06日 M6.3 フィリピン(深さ約119km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は421回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1956年10月23日にフィリピンでM6.7の地震が約11kmの距離(深さ90km)で起きていた他、1994年11月14日にフィリピンでM7.1の地震が約34kmの距離(深さ32km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1972年04月25日に57kmの距離で発生したフィリピン M7.5(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在655予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在2,868予測となっている。

方面別予測において現在、計655予測中、Aクラスは34予測、Bクラスは144予測、Cクラスは477予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が17予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,868予測中、Aクラスが39予測、Bクラスが213予測、Cクラスが2,616予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが2予測、Bクラスが12予測、Cクラスが43予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.6の類似37事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた37件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは37事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 37事例中12例
日本 37事例中8例
フィリピン 37事例中3例
ミャンマー 37事例中3例
中国 37事例中2例
台湾 37事例中2例
ネパール 37事例中1例
バリ海 37事例中1例
東ティモール 37事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが37事例中22例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは37事例中22例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 37事例中6例
バヌアツ 37事例中4例
ソロモン諸島 37事例中4例
ケルマデック諸島 37事例中3例
マッコーリー島 37事例中3例
フィジー 37事例中3例
ニュージーランド 37事例中2例
サンタクルーズ諸島 37事例中1例
トンガ 37事例中1例
オーストラリア南方 37事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは37事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1970年07月26日 M6.7・震度5 日向灘
1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1982年07月23日 M7.0・震度4 茨城県沖
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1995年01月01日 M6.4・震度2 三陸沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2011年03月09日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。