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2020年10月05日大西洋のアゾレス諸島付近でM5.0、M5を超える規模の地震は今年初

大西洋のアゾレス諸島付近でM5.0、M5を超える規模の地震は今年初


 

USGSによると日本時間2020年10月05日10:27に大西洋のアゾレス諸島付近でM5.0の地震が発生した。今回の震源から距離100km以内では2020年にM5.0以上の地震は観測されていなかった。

 

アゾレスにおける今回の地震について

日本時間2020年10月05日10:27 M5.0 アゾレス(深さ約10km)

アゾレスでは今年、M5.0以上の地震は観測されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震30事例のうち、その後1ヶ月以内にアゾレスを含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは30事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアフリカにおける繋がりは30事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、欧州における繋がりは30事例中1例で平均発生頻度1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の30事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは30事例中7例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

アゾレスの最近の地震活動

アゾレスにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にアゾレスの1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

アゾレスでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

アゾレスでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアゾレスで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月09日 M4.9 アゾレス(深さ約10km)
2020年09月28日 M4.9 アゾレス(深さ約10km)
2020年09月28日 M4.9 アゾレス(深さ約10km)
2020年09月28日 M4.9 アゾレス(深さ約10km)
2020年01月09日 M4.8 アゾレス(深さ約10km)
 

アゾレスの過去の地震データ

1901年以降、アゾレスで発生してきたM6.0以上の地震は14回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降、過去最大だったのは1941年11月25日のM8.0で深さは約10kmであった。

アゾレスで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1941年11月25日 M8.0 アゾレス(深さ約10km)
1975年05月26日 M7.9 アゾレス(深さ約33km)
1969年02月28日 M7.8 アゾレス(深さ約10km)
1931年05月20日 M7.1 アゾレス(深さ約10km)
1939年05月08日 M6.7 アゾレス(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

大西洋とアゾレスにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在667予測。またアゾレスなど震源地別予測が現在2,937予測となっている。

方面別予測において現在、計667予測中、Aクラスは35予測、Bクラスは146予測、Cクラスは486予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が52予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,937予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが214予測、Cクラスが2,682予測となっており、このうちアゾレスに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが11予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、アゾレスの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アゾレスM5.0の類似30事例以降の発震傾向性

今回のアゾレスM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた30件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アゾレスを含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは30事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは通常程度と言える。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南サンドイッチ諸島 30事例中2例
北大西洋 30事例中1例

それ以外ではアフリカで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが30事例中1例、欧州では30事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアフリカにおける繋がりは30事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、欧州における繋がりは30事例中1例で平均発生頻度1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

アフリカ及び欧州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アルジェリア 30事例中1例

ギリシャ 30事例中1例

また、今回のアゾレスにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは30事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
2001年03月24日 M6.7・震度6弱 安芸灘(芸予地震)
2003年05月26日 M7.1・震度6弱 宮城県沖
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。