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2020年10月05日太平洋南極海嶺でM5.2、35日ぶり今年7回目のM5以上地震

太平洋南極海嶺でM5.2、35日ぶり今年7回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月05日17:48に太平洋南極海嶺でM5.2の地震が発生した。太平洋南極海嶺におけるM5以上地震は08月31日のM5.8以来5週間ぶり。

 

太平洋南極海嶺における今回の地震について

日本時間2020年10月05日17:48 M5.2 太平洋南極海嶺(深さ約10km)

太平洋南極海嶺でM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月31日のM5.8以来35日ぶりで今年7回目。前回の地震は今回の震源から約368km離れた位置であった。その前は2020年07月10日のM5.0で、今回の震源から約874km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内に太平洋南極海嶺を含む北極・南極でM7クラス以上の地震が起きていたのは26事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北極・南極で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北極・南極への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは26事例中15例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、中南米における繋がりは26事例中12例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の26事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは26事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

太平洋南極海嶺の最近の地震活動

太平洋南極海嶺における最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年の太平洋南極海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は3.9回であった。

太平洋南極海嶺では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に太平洋南極海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年07月27日 M5.7 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年07月27日 M5.6 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年07月10日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年10月09日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

太平洋南極海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に太平洋南極海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月31日 M5.8 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年02月14日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年01月08日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年04月01日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年07月07日 M5.1 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
 

太平洋南極海嶺の過去の地震データ

1901年以降、太平洋南極海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は57回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは2015年05月19日のM6.7で深さは約7kmであった。

太平洋南極海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2015年05月19日 M6.7 太平洋南極海嶺(深さ約7km)
1951年01月23日 M6.6 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
1947年12月15日 M6.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2005年05月12日 M6.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
1970年08月24日 M6.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2015年05月19日に太平洋南極海嶺でM6.7の地震が約93kmの距離(深さ7km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

北極・南極と太平洋南極海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北極・南極など方面別予測が現在667予測。また太平洋南極海嶺など震源地別予測が現在2,937予測となっている。

方面別予測において現在、計667予測中、Aクラスは35予測、Bクラスは146予測、Cクラスは486予測。このうち北極・南極に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が31予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,937予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが214予測、Cクラスが2,682予測となっており、このうち太平洋南極海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では北極・南極の現在の危険度は100%前後、太平洋南極海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」太平洋南極海嶺M5.2の類似26事例以降の発震傾向性

今回の太平洋南極海嶺M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

太平洋南極海嶺を含む北極・南極で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北極・南極で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北極・南極への繋がりは多いと言える。

北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

セベルナヤ・ゼムリャ群島 26事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中15例、中南米では26事例中12例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは26事例中15例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、中南米における繋がりは26事例中12例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

大洋州及び中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 26事例中6例
ソロモン諸島 26事例中4例
バヌアツ 26事例中4例
フィジー 26事例中3例
ケルマデック諸島 26事例中3例
マッコーリー島 26事例中2例
トンガ 26事例中1例
ニュージーランド 26事例中1例
ニューカレドニア 26事例中1例

チリ 26事例中3例
ペルー 26事例中2例
ベネズエラ 26事例中2例
エルサルバドル 26事例中2例
エクアドル 26事例中1例
トリニダード・トバゴ 26事例中1例
メキシコ 26事例中1例
ボリビア 26事例中1例
ホンジュラス 26事例中1例
ジャマイカ 26事例中1例

また、今回の太平洋南極海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは26事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2010年03月14日 M6.7・震度5弱 福島県沖
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。