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2020年10月06日大西洋中央海嶺でM5.6、12日ぶり今年13回目のM6クラス以上地震

大西洋中央海嶺でM5.6、12日ぶり今年13回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月06日13:24に大西洋中央海嶺でM5.6の地震が発生した。大西洋中央海嶺におけるM6クラス地震としては09月24日のM5.7以来。

 

大西洋中央海嶺における今回の地震について

日本時間2020年10月06日13:24 M5.6 大西洋中央海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月05日にフィリピンで発生したM5.6以来で、2020年としては300回目となる(発生日時は日本時間)。

大西洋中央海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月24日のM5.7以来12日ぶりで今年13回目。前回の地震は今回の震源から約3,773km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月18日のM6.9で、今回の震源から約3,208km離れていた。

大西洋では日本時間10月05日10:27にアゾレス諸島付近でM5.0の地震が起きていたが、震源の位置は今回から約1,000km離れていた。

大西洋中央海嶺では下記の通り2020年にM6以上の地震が4回発生しているが、今回の震源周辺では起きていなかった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震34事例のうち、その後1ヶ月以内に大西洋中央海嶺を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは34事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは34事例中17例で平均発生頻度1に対し1.4とやや多い、北米における繋がりは34事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の34事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは34事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

大西洋中央海嶺の最近の地震活動

大西洋中央海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が10回。2019年に大西洋中央海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は13.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

大西洋中央海嶺では2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に大西洋中央海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年02月14日 M6.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年09月02日 M5.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年08月05日 M5.8 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年04月16日 M5.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年06月13日 M5.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

大西洋中央海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が4回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に大西洋中央海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年09月18日 M6.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年09月06日 M6.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年08月30日 M6.5 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年06月10日 M6.0 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年05月24日 M5.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
 

大西洋中央海嶺の過去の地震データ

1901年以降、大西洋中央海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は158回でそのうちM7.0以上であったのが13回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年05月20日のM7.3で深さは約15kmであった。

大西洋中央海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年05月20日 M7.3 大西洋中央海嶺(深さ約15km)
1962年03月17日 M7.3 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1925年10月13日 M7.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1942年11月28日 M7.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1918年12月02日 M7.1 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約200km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

大西洋と大西洋中央海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在649予測。また大西洋中央海嶺など震源地別予測が現在2,894予測となっている。

方面別予測において現在、計649予測中、Aクラスは33予測、Bクラスは142予測、Cクラスは474予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が50予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,894予測中、Aクラスが39予測、Bクラスが208予測、Cクラスが2,647予測となっており、このうち大西洋中央海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが52予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、大西洋中央海嶺の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」大西洋中央海嶺M5.6の類似34事例以降の発震傾向性

今回の大西洋中央海嶺M5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた34件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

大西洋中央海嶺を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは34事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりはやや少ないと言える。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南サンドイッチ諸島 34事例中1例
スコシア海 34事例中1例
フォークランド諸島 34事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが34事例中17例、北米では34事例中6例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは34事例中17例で平均発生頻度1に対し1.4とやや多い、北米における繋がりは34事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

中南米及び北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

チリ 34事例中5例
ペルー 34事例中4例
メキシコ 34事例中3例
ボリビア 34事例中2例
エルサルバドル 34事例中2例
コロンビア 34事例中1例
エクアドル 34事例中1例
トリニダード・トバゴ 34事例中1例
コスタリカ 34事例中1例
アルゼンチン 34事例中1例

アラスカ 34事例中2例
カナダ 34事例中2例
米国 34事例中2例

また、今回の大西洋中央海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは34事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2000年03月28日 M7.9・震度3 硫黄島近海
2000年10月06日 M7.3・震度6強 鳥取県西部(鳥取県西部地震)
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。