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2020年10月06日アラスカでM5.9、07月22日のM7.8大地震震源の周辺

アラスカでM5.9、07月22日のM7.8大地震震源の周辺


 

USGSによると日本時間2020年10月06日14:54にアラスカでM5.9の地震が発生した。今回の震源周辺では07月22日にM7.8の大地震が約140km離れた位置で起きていた。深さは約28kmと今回の約30kmと同程度であった。

 

アラスカにおける今回の地震について

日本時間2020年10月06日14:54 M5.9 アラスカ(深さ約30km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月06日に大西洋中央海嶺で発生したM5.6以来で、2020年としては301回目となる(発生日時は日本時間)。

アラスカでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月08日のM5.5以来59日ぶりで今年11回目。前回の地震は今回の震源から約162km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年07月29日のM5.6で、今回の震源から約53km離れていた。

今回の震源周辺では07月22日にM7.8の大地震が約140km離れた位置で起きていた。深さは約28kmと今回の約30kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震37事例のうち、その後1ヶ月以内にアラスカを含む北米でM7クラス以上の地震が起きていたのは37事例中5例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは37事例中2例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、ロシアにおける繋がりは37事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の37事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは37事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

アラスカの最近の地震活動

アラスカにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にアラスカの1ヶ月当たり平均発生数は3.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

アラスカでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にアラスカで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月27日 M5.8 アラスカ(深さ約64km)
2019年09月10日 M5.7 アラスカ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

アラスカでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にアラスカで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月22日 M7.8 アラスカ(深さ約28km)
2020年07月22日 M6.1 アラスカ(深さ約18km)
2020年07月28日 M6.1 アラスカ(深さ約41km)
2020年07月22日 M5.8 アラスカ(深さ約37km)
2020年07月22日 M5.7 アラスカ(深さ約26km)
 

アラスカの過去の地震データ

1901年以降、アラスカで発生してきたM6.0以上の地震は232回でそのうちM7.0以上であったのが33回。20世紀以降、過去最大だったのは1964年03月28日のM9.2で深さは約25kmであった。

アラスカで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1964年03月28日 M9.2 アラスカ(深さ約25km)
1938年11月10日 M8.2 アラスカ(深さ約35km)
1987年11月30日 M7.9 アラスカ(深さ約10km)
2002年11月03日 M7.9 アラスカ(深さ約4km)
2018年01月23日 M7.9 アラスカ(深さ約14km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1985年10月09日にアラスカでM6.6の地震が約28kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1932年10月16日にアラスカでM6.6の地震が約29kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1938年11月10日に187kmの距離で発生したアラスカ M8.2(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

北米とアラスカにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北米など方面別予測が現在662予測。またアラスカなど震源地別予測が現在2,965予測となっている。

方面別予測において現在、計662予測中、Aクラスは33予測、Bクラスは145予測、Cクラスは484予測。このうち北米に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が58予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,965予測中、Aクラスが39予測、Bクラスが209予測、Cクラスが2,717予測となっており、このうちアラスカに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが54予測となっている。

通常時との比較では北米の現在の危険度は100%以下、アラスカの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アラスカM5.9の類似37事例以降の発震傾向性

今回のアラスカM5.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた37件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アラスカを含む北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは37事例中5例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北米への繋がりは通常程度と言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

米国 37事例中3例
アラスカ 37事例中2例

それ以外では北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが37事例中2例、ロシアでは37事例中5例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは37事例中2例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、ロシアにおける繋がりは37事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

北太平洋及びロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アリューシャン列島 37事例中2例

千島列島 37事例中2例
カムチャッカ半島 37事例中2例
ベーリング海 37事例中1例

また、今回のアラスカにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは37事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1941年11月19日 M7.2・震度5 日向灘
1960年05月18日 M6.2・震度4 トカラ列島近海
1964年06月16日 M7.5・震度5 新潟県下越沖(新潟地震)
1993年02月07日 M6.6・震度5 能登半島沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。