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2020年10月06日岩手県沿岸北部でM4.6・震度3、前日夜の岩手県沖M4.0・震度2の20km西側

岩手県沿岸北部でM4.6・震度3、前日夜の岩手県沖M4.0・震度2の20km西側


 

気象庁によると2020年10月06日15:27に岩手県沿岸北部でM4.6・震度3の地震が発生した。岩手県沿岸北部で有感地震が記録されたのは24日ぶり。今年7回目となる有感地震であった。

 

岩手県沿岸北部における今回の地震について

2020年10月06日15:27 M4.6・震度3 岩手県沿岸北部(深さ約100km)

岩手県沿岸北部で有感地震が観測されたのは2020年09月13日のM3.4・震度1以来24日ぶり。今回の震源からは約46km離れた場所で深さは64kmであった。その前は2020年09月03日のM2.0・震度1で、今回の震源から約55km離れた場所で深さは5kmであった。

今回の震源付近では前日10月05日23:01に約20km東側の震源で岩手県沖M4.0・震度2が発生したばかりであった。深さは約50kmで今回の100kmより浅かった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震7事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沿岸北部を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは7事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは7事例中4例で平均発生頻度1に対し1.9と多い、千島海溝における繋がりは7事例中6例で平均発生頻度1に対し2.2で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

岩手県沿岸北部と東北地方の最近の地震活動

岩手県沿岸北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が10回であるのに対し2019年に岩手県沿岸北部における1週間平均値は15回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

岩手県沿岸北部を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,068回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては7回目。岩手県沿岸北部では2019年に8回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計6回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沿岸北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2008年07月24日 M6.8 震度6弱 岩手県沿岸北部
1991年06月15日 M5.4 震度4 岩手県沿岸北部
1987年01月17日 M5.2 震度4 岩手県沿岸北部
1987年01月09日 M6.6 震度5 岩手県沿岸北部
1981年11月24日 M5.0 震度3 岩手県沿岸北部

岩手県沿岸北部を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

岩手県沿岸北部の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沿岸北部で発生してきた有感地震は443回でそのうちM5.0以上であったのが16回、M6.0以上が3回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2008年07月24日のM6.8・震度6弱で深さは108kmであった。

岩手県沿岸北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2008年07月24日 M6.8 震度6弱 岩手県沿岸北部
1987年01月09日 M6.6 震度5 岩手県沿岸北部
1931年11月04日 M6.5 震度4 岩手県沿岸北部
1962年12月28日 M5.9 震度4 岩手県沿岸北部
1970年04月01日 M5.8 震度4 岩手県沿岸北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1991年06月15日に岩手県沿岸北部でM5.4・震度4の地震が約6kmの距離(深さ61km)で起きていた他、1934年12月10日に岩手県沿岸北部でM5.0・震度3の地震が約8kmの距離(深さ71km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1931年11月04日に約10kmの距離で発生した岩手県沿岸北部M6.5・震度4(深さ15km)であった。
 

東北地方と岩手県沿岸北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在338予測。また岩手県沿岸北部など震源地別予測が現在1257予測となっている。

方面別予測において現在、計338予測中、Aクラスは12予測、Bクラスは48予測、Cクラスは278予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が16予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計1257予測中、Aクラスが19予測、Bクラスが103予測、Cクラスが1135予測となっており、このうち岩手県沿岸北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、岩手県沿岸北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沿岸北部M4.6の類似7事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沿岸北部M4.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた7件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沿岸北部を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは7事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

宮城県沖 7事例中2例
三陸沖 7事例中2例
青森県東方沖 7事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが7事例中4例、千島海溝では7事例中6例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは7事例中4例で平均発生頻度1に対し1.9と多い、千島海溝における繋がりは7事例中6例で平均発生頻度1に対し2.2で多いという結果であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 7事例中3例
千葉県東方沖 7事例中1例
茨城県南部 7事例中1例

根室半島南東沖 7事例中3例
北海道東方沖 7事例中2例
釧路沖 7事例中2例
十勝沖 7事例中2例
浦河沖 7事例中1例

追記:10月06日の岩手県沿岸北部M4.6は岩手県沿岸南部M4.7に、震度は3で変わらず
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。