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2020年10月06日フィジーでM6.0、2018年08月のM8.2巨大地震の震源付近

フィジーでM6.0、2018年08月のM8.2巨大地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年10月06日19:11にフィジーでM6.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月18日にフィジーでM5.6の地震が今回の震源からは約191km離れた場所で起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月06日19:11 M6.0 フィジー(深さ約629km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年10月01日にパプアニューギニアで発生したM6.0以来5日ぶりで、2020年としては97回目となる(発生日時は日本時間)。

フィジーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月17日のM5.6以来19日ぶりで今年12回目。前回の地震は今回の震源から約191km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月15日のM6.1であった。

フィジーでは09月15日にM6.0の地震が起きていたが、震源の位置は今回から北西方向に約700km離れており、深さも10kmと今回よりも浅かった。

今回の震源付近では2018年08月19日にM8.2の地震が約38kmとごく近くで起きており、深さも600kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震27事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは27事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは27事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9と多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の27事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは27事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が14回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年09月15日 M6.0 フィジー(深さ約10km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年06月10日 M5.9 フィジー(深さ約548km)
2020年06月06日 M5.8 フィジー(深さ約10km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は395回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1994年03月09日にフィジーでM7.6の地震が約9kmの距離(深さ563km)で起きていた他、2000年05月04日にフィジーでM6.5の地震が約11kmの距離(深さ516km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2018年08月19日に38kmの距離で発生したフィジー M8.2(深さ600km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在673予測。またフィジーなど震源地別予測が現在3,026予測となっている。

方面別予測において現在、計673予測中、Aクラスは33予測、Bクラスは148予測、Cクラスは492予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が10予測、Bクラス予測が51予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,026予測中、Aクラスが39予測、Bクラスが211予測、Cクラスが2,776予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが17予測、Cクラスが43予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM6.0の類似27事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた27件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは27事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや少ないと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 27事例中4例
パプアニューギニア 27事例中4例
ニュージーランド 27事例中2例
フィジー 27事例中1例
オーストラリア 27事例中1例
サンタクルーズ諸島 27事例中1例
ケルマデック諸島 27事例中1例
トンガ 27事例中1例
ソロモン諸島 27事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが27事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは27事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9と多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

南太平洋 27事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは27事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1967年11月04日 M6.5・震度4 釧路地方北部
1968年10月08日 M7.3・震度3 小笠原諸島西方沖
1972年12月04日 M7.2・震度6 八丈島東方沖(1972年12月04日八丈島東方沖地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。