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2020年10月07日遠州灘でM4.6・震度1、深さ300kmを超える深発地震で東京都など関東地方で揺れ

遠州灘でM4.6・震度1、深さ300kmを超える深発地震で東京都など関東地方で揺れ


 

気象庁によると2020年10月07日08:02に遠州灘でM4.6・震度1の地震が発生した。遠州灘で有感地震が記録されたのは88日ぶり。今年6回目となる有感地震であった。

 

遠州灘における今回の地震について

2020年10月07日08:02 M4.6・震度1 遠州灘(深さ約310km)

遠州灘で有感地震が観測されたのは2020年07月11日のM3.0・震度1以来88日ぶり。今回の震源からは約53km離れた場所で深さは30kmであった。その前は2020年07月11日のM3.7・震度2で、今回の震源から約54km離れた場所で深さは30kmであった。

今回の地震は深さ300kmを超える深発地震で、震度1以上を観測したのが東京都、茨城県、栃木県と離れた場所であったことから異常震域であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に遠州灘を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは18事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは18事例中7例で平均発生頻度1に対し0.8とやや少ない、関東地方における繋がりは18事例中5例で平均発生頻度1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

遠州灘と中部地方の最近の地震活動

遠州灘で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が7回であるのに対し2019年に遠州灘における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況は多いと言える。

遠州灘を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は587回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては6回目。遠州灘では2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計5回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

遠州灘における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2013年11月19日 M5.7 震度2 遠州灘
2011年08月12日 M5.2 震度2 遠州灘
2007年07月28日 M5.0 震度1 遠州灘
2005年05月29日 M5.0 震度1 遠州灘
1997年05月24日 M6.0 震度3 遠州灘

遠州灘を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月27日の静岡県西部M5.1・震度4が挙げられる。
 

遠州灘の過去の地震データ

1919年以降、遠州灘で発生してきた有感地震は80回でそのうちM5.0以上であったのが23回、M6.0以上が4回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1952年10月26日のM6.4・震度3で深さは296kmであった。

遠州灘において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1952年10月26日 M6.4 震度3 遠州灘
1926年07月27日 M6.2 震度2 遠州灘
1971年01月05日 M6.1 震度4 遠州灘
1997年05月24日 M6.0 震度3 遠州灘
1944年12月07日 M5.8 震度5 遠州灘

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1924年06月03日に遠州灘でM5.3・震度3の地震が約6kmの距離(深さ120km)で起きていた他、2011年08月12日に遠州灘でM5.2・震度2の地震が約9kmの距離(深さ27km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1952年10月26日に約39kmの距離で発生した遠州灘M6.4・震度3(深さ296km)であった。
 

中部地方と遠州灘における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在330予測。また遠州灘など震源地別予測が現在1244予測となっている。

方面別予測において現在、計330予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは273予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が23予測となっている。

また震源地予測では現在、計1244予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが99予測、Cクラスが1129予測となっており、このうち遠州灘に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、遠州灘の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」遠州灘M4.6の類似18事例以後の発震傾向性

今回の遠州灘M4.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

遠州灘を含む中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりはやや少ないと言える。

中部地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

伊勢湾 18事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中7例、関東地方では18事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは18事例中7例で平均発生頻度1に対し0.8とやや少ない、関東地方における繋がりは18事例中5例で平均発生頻度1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

東北地方及び関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 18事例中5例
青森県東方沖 18事例中3例
宮城県沖 18事例中1例
岩手県沖 18事例中1例
福島県沖 18事例中1例

茨城県沖 18事例中2例
埼玉県北部 18事例中1例
千葉県北東部 18事例中1例
千葉県東方沖 18事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。