• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月08日カリブ海のヴァージン諸島でM5.3、M5超え地震はおよそ8年ぶり

カリブ海のヴァージン諸島でM5.3、M5超え地震はおよそ8年ぶり


 

USGSによると日本時間2020年10月08日03:24にカリブ海のヴァージン諸島でM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年05月02日にプエルトリコでM5.4の地震が今回の震源からは約282km離れた場所で起きていた。

 

ヴァージン諸島における今回の地震について

日本時間2020年10月08日03:24 M5.3 ヴァージン諸島(深さ約10km)

今回の震源はカリブ海のヴァージン諸島でプエルトリコの東側に当たる場所。プエルトリコでは地震が多く、2020年も01月07日にM6.4が起きていたが、ヴァージン諸島における地震はそれほど多くなく、M5を超える規模の地震としては2013年01月11日のM5.0以来およそ8年ぶりとなる。

今回の震源から距離300km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年05月02日のM5.4以来158日ぶり。今回の震源から約282km離れた位置であった。その前は2020年02月04日のM5.0で、今回の震源から約298km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震35事例のうち、その後1ヶ月以内にヴァージン諸島を含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは35事例中14例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは35事例中3例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ない、大西洋における繋がりは35事例中7例で平均発生頻度1に対し1.9で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の35事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは35事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.3でやや多いと言える。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年01月07日 M6.4 プエルトリコ(深さ約7km)
2020年01月11日 M5.9 プエルトリコ(深さ約5km)
2020年01月06日 M5.8 プエルトリコ(深さ約6km)
2020年01月07日 M5.6 プエルトリコ(深さ約10km)
2020年01月07日 M5.6 プエルトリコ(深さ約9km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は8回でそのうちM7.0以上であったのが1回。20世紀以降最大だったのは1974年10月08日のリーワード諸島M7.5で深さは約47kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1974年10月08日 M7.5 リーワード諸島(深さ約47km)
1985年03月16日 M6.5 リーワード諸島(深さ約13km)
2014年01月13日 M6.4 プエルトリコ(深さ約20km)
2020年01月07日 M6.4 プエルトリコ(深さ約7km)
1960年05月31日 M6.2 リーワード諸島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1985年03月16日にリーワード諸島でM6.5の地震が約217kmの距離(深さ13km)で起きていた他、1974年10月08日にリーワード諸島でM7.5の地震が約252kmの距離(深さ47km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とヴァージン諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在669予測。またヴァージン諸島など震源地別予測が現在3,051予測となっている。

方面別予測において現在、計669予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは146予測、Cクラスは491予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が12予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,051予測中、Aクラスが38予測、Bクラスが208予測、Cクラスが2,805予測となっており、このうちヴァージン諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、ヴァージン諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ヴァージン諸島M5.3の類似35事例以降の発震傾向性

今回のヴァージン諸島M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた35件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ヴァージン諸島を含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは35事例中14例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 35事例中5例
メキシコ 35事例中2例
ペルー 35事例中2例
ベネズエラ 35事例中1例
グアテマラ 35事例中1例
ニカラグア 35事例中1例
アルゼンチン 35事例中1例
ホンジュラス 35事例中1例
ボリビア 35事例中1例
コスタリカ 35事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが35事例中3例、大西洋では35事例中7例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは35事例中3例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ない、大西洋における繋がりは35事例中7例で平均発生頻度1に対し1.9で多いという結果であった。

北米及び大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 35事例中1例
カナダ 35事例中1例
米国 35事例中1例

大西洋中央海嶺 35事例中4例
南サンドイッチ諸島 35事例中2例
スコシア海 35事例中1例
ブーベ島 35事例中1例

また、今回のヴァージン諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは35事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.3でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1955年05月14日 M6.4・震度1 小笠原諸島西方沖
1968年09月21日 M6.8・震度5 浦河沖
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
1993年01月15日 M7.5・震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1993年08月07日 M6.3・震度2 沖縄本島北西沖
1996年12月03日 M6.7・震度5弱 日向灘
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。