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2020年10月08日父島近海でM4.4・震度1、前回地震09月03日のM4.8・震度4付近の深い震源

父島近海でM4.4・震度1、前回地震09月03日のM4.8・震度4付近の深い震源


 

気象庁によると2020年10月08日19:09に父島近海でM4.4・震度1の地震が発生した。父島近海で有感地震が記録されたのは36日ぶり。今年10回目となる有感地震であった。

 

父島近海における今回の地震について

2020年10月08日19:09 M4.4・震度1 父島近海(深さ約120km)

父島近海で有感地震が観測されたのは2020年09月03日のM4.8・震度4以来36日ぶり。今回の震源からは約9km離れた場所で深さは40kmであった。その前は2020年08月01日のM4.1・震度1で、今回の震源から約11km離れた場所で深さは56kmであった。

今回の震源付近では上記の通り直近2回の有感地震がごく近くで発生していたが、震源の深さは09月03日のM4.8が40km、08月01日のM4.1が56kmとそれぞれ今回より浅かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震17事例のうち、その後1ヶ月以内に父島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは17事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは17事例中2例で平均発生頻度1に対し0.5と少ない、中部地方における繋がりは17事例中2例で平均発生頻度1に対し1.4でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

父島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

父島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が0回であるのに対し2019年に父島近海における1週間平均値は1回以下であった。

父島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は112回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては10回目。父島近海では2019年に8回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計9回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が0回となっている。

父島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年12月30日 M5.1 震度1 父島近海
2018年04月22日 M5.3 震度2 父島近海
2018年01月18日 M5.2 震度2 父島近海
2016年10月04日 M5.8 震度2 父島近海
2016年08月21日 M5.3 震度1 父島近海

父島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3が挙げられる。
 

父島近海の過去の地震データ

1919年以降、父島近海で発生してきた有感地震は264回でそのうちM5.0以上であったのが86回。またM6.0以上は14回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2010年12月22日のM7.8・震度4で深さは8kmであった。

父島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2010年12月22日 M7.8 震度4 父島近海
1996年11月07日 M6.6 震度3 父島近海
2008年02月27日 M6.6 震度3 父島近海
2008年03月15日 M6.6 震度3 父島近海
2010年12月23日 M6.6 震度3 父島近海

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1975年07月08日に父島近海でM5.7・震度2の地震が約38kmの距離(深さ140km)で起きていた他、1939年01月04日に父島近海でM5.0・震度2の地震が約47kmの距離(深さ112km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2008年02月27日に約74kmの距離で発生した父島近海M6.6・震度3(深さ38km)であった。
 

伊豆・小笠原と父島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在347予測。また父島近海など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち父島近海に対してはAクラスが1予測、Bクラスが0予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、父島近海の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」父島近海M4.4の類似17事例以後の発震傾向性

今回の父島近海M4.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた17件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

父島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは17事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

八丈島東方沖 17事例中1例
小笠原諸島西方沖 17事例中1例
小笠原諸島東方沖 17事例中1例
硫黄島近海 17事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが17事例中2例、中部地方では17事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは17事例中2例で平均発生頻度1に対し0.5と少ない、中部地方における繋がりは17事例中2例で平均発生頻度1に対し1.4でやや多いという結果であった。

関東地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千葉県南東沖 17事例中1例
関東東方沖 17事例中1例
茨城県沖 17事例中1例

駿河湾南方沖 17事例中1例
山梨県東部・富士五湖 17事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。