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2020年10月08日アリューシャン列島でM5.7、再度のアリューシャン列島M7クラス以上の傾向性

アリューシャン列島でM5.7、再度のアリューシャン列島M7クラス以上の傾向性


 

USGSによると日本時間2020年10月08日23:22にアリューシャン列島でM5.7の地震が発生した。今回の震源から約170km西側では09月28日にM5.2の地震が起きていた。

 

アリューシャン列島における今回の地震について

日本時間2020年10月08日23:22 M5.7 アリューシャン列島(深さ約37km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月08日にパプアニューギニアで発生したM6.3以来で、2020年としては304回目となる(発生日時は日本時間)。

アリューシャン列島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月27日のM5.6以来11日ぶりで今年9回目。前回の地震は今回の震源から約180km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月16日のM5.7で、今回の震源から約336km離れていた。

M5.5以下の地震を含めると09月28日に今回の震源から約170km西側で09月28日にM5.2の地震が深さ約10kmで起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にアリューシャン列島を含む北太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北太平洋への繋がりは多いと言える。

1ヶ月以内のM7クラス以上へとつながっていた11例中10例がアリューシャン列島であったことから、今回の地震についても今後1ヶ月以内のアリューシャン列島M7クラス以上地震に注意しておく必要がある。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは50事例中7例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、ロシアにおける繋がりは50事例中9例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

アリューシャン列島の最近の地震活動

アリューシャン列島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が8回。2019年にアリューシャン列島の1ヶ月当たり平均発生数は12.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

アリューシャン列島では2019年にM6.0以上の地震が4回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアリューシャン列島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月02日 M6.4 アリューシャン列島(深さ約8km)
2019年11月24日 M6.3 アリューシャン列島(深さ約20km)
2019年05月23日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約30km)
2019年12月02日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約28km)
2019年01月05日 M5.9 アリューシャン列島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

アリューシャン列島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にアリューシャン列島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月23日 M6.2 アリューシャン列島(深さ約10km)
2020年01月26日 M6.1 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.8 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約35km)
2020年03月02日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約23km)
 

アリューシャン列島の過去の地震データ

1901年以降、アリューシャン列島で発生してきたM6.0以上の地震は483回でそのうちM7.0以上であったのが56回。20世紀以降、過去最大だったのは1965年02月04日のM8.7で深さは約30kmであった。

アリューシャン列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1965年02月04日 M8.7 アリューシャン列島(深さ約30km)
1946年04月01日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約15km)
1957年03月09日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約25km)
1906年08月17日 M8.3 アリューシャン列島(深さ約110km)
1986年05月07日 M8.0 アリューシャン列島(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1957年01月02日にアリューシャン列島でM6.6の地震が約17kmの距離(深さ20km)で起きていた他、1957年01月02日にアリューシャン列島でM6.5の地震が約36kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年07月02日に62kmの距離で発生したアリューシャン列島 M7.8(深さ45km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

北太平洋とアリューシャン列島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北太平洋など方面別予測が現在672予測。またアリューシャン列島など震源地別予測が現在3,070予測となっている。

方面別予測において現在、計672予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは146予測、Cクラスは494予測。このうち北太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が55予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,070予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが207予測、Cクラスが2,826予測となっており、このうちアリューシャン列島に対してはAクラスが1予測、Bクラスが2予測、Cクラスが54予測となっている。

通常時との比較では北太平洋の現在の危険度は100%以下、アリューシャン列島の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アリューシャン列島M5.7の類似50事例以降の発震傾向性

今回のアリューシャン列島M5.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アリューシャン列島を含む北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北太平洋への繋がりは多いと言える。

北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アリューシャン列島 50事例中10例
ハワイ 50事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中7例、ロシアでは50事例中9例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは50事例中7例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、ロシアにおける繋がりは50事例中9例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

北米及びロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 50事例中5例
カナダ 50事例中3例

カムチャッカ半島 50事例中4例
千島列島 50事例中3例
サハリン 50事例中2例

また、今回のアリューシャン列島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1987年04月23日 M6.5・震度5 福島県沖
1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。