• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年10月09日パプアニューギニアでM5.8、前日のM6.3に続く2日連続のM6クラス地震

パプアニューギニアでM5.8、前日のM6.3に続く2日連続のM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年10月09日00:58にパプアニューギニアでM5.8の地震が発生した。パプアニューギニアでは10月08日にもM6.3の地震が起きたばかり。

 

パプアニューギニアにおける今回の地震について

日本時間2020年10月09日00:58 M5.8 パプアニューギニア(深さ約25km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月08日にアリューシャン列島で発生したM5.7以来で、2020年としては305回目となる(発生日時は日本時間)。

パプアニューギニアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月08日のM6.3以来0日ぶりで今年20回目。前回の地震は今回の震源から約514km西側に離れた位置であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震34事例のうち、その後1ヶ月以内にパプアニューギニアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは34事例中17例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは34事例中23例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、南太平洋における繋がりは34事例中1例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の34事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは34事例中12例であった。これは通常時の1に対し1.6で多いと言える。
 

パプアニューギニアの最近の地震活動

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が17回。2019年にパプアニューギニアの1ヶ月当たり平均発生数は30.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

パプアニューギニアでは2019年にM6.0以上の地震が9回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にパプアニューギニアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月14日 M7.6 パプアニューギニア(深さ約10km)
2019年05月06日 M7.1 パプアニューギニア(深さ約146km)
2019年02月17日 M6.4 パプアニューギニア(深さ約368km)
2019年07月15日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約42km)
2019年01月17日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

パプアニューギニアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が10回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にパプアニューギニアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月17日 M7.0 パプアニューギニア(深さ約80km)
2020年04月25日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約17km)
2020年10月08日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約104km)
2020年02月09日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)
2020年08月25日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約22km)
 

パプアニューギニアの過去の地震データ

1901年以降、パプアニューギニアで発生してきたM6.0以上の地震は809回でそのうちM7.0以上であったのが82回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年07月26日のM8.1で深さは約40kmであった。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2000年02月06日にパプアニューギニアでM6.6の地震が約9kmの距離(深さ33km)で起きていた他、2006年10月17日にパプアニューギニアでM6.7の地震が約16kmの距離(深さ32km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1990年12月30日に77kmの距離で発生したパプアニューギニア M7.5(深さ179km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とパプアニューギニアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在683予測。またパプアニューギニアなど震源地別予測が現在3,134予測となっている。

方面別予測において現在、計683予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは150予測、Cクラスは501予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が10予測、Bクラス予測が51予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,134予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが210予測、Cクラスが2,887予測となっており、このうちパプアニューギニアに対してはAクラスが4予測、Bクラスが40予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、パプアニューギニアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パプアニューギニアM5.8の類似34事例以降の発震傾向性

今回のパプアニューギニアM5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた34件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パプアニューギニアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは34事例中17例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 34事例中6例
フィジー 34事例中6例
トンガ 34事例中5例
サンタクルーズ諸島 34事例中2例
バヌアツ 34事例中2例
ケルマデック諸島 34事例中2例
ロイヤリティ諸島 34事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが34事例中23例、南太平洋では34事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは34事例中23例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、南太平洋における繋がりは34事例中1例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 34事例中12例
インドネシア 34事例中6例
フィリピン 34事例中5例
台湾 34事例中2例
マリアナ諸島 34事例中1例
サヴ海 34事例中1例
中国 34事例中1例
ミャンマー 34事例中1例
ミクロネシア 34事例中1例

東太平洋海嶺 34事例中1例

また、今回のパプアニューギニアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは34事例中12例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.6で多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1935年10月13日 M6.9・震度3 三陸沖
1938年10月12日 M6.8・震度3 三陸沖
1959年01月22日 M6.8・震度4 福島県沖
1959年11月08日 M6.2・震度4 北海道西方沖
1963年08月15日 M6.6・震度4 福島県沖
1965年09月18日 M6.6・震度4 茨城県沖
1968年04月01日 M7.5・震度5 日向灘(1968年日向灘地震)
1971年08月02日 M7.0・震度5 十勝沖
1983年08月26日 M6.6・震度4 大分県北部
1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。