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2020年10月07日に伊豆大島近海でM2.3・震度1、22日ぶり今年2回目の有感地震

10月07日に伊豆大島近海でM2.3・震度1、22日ぶり今年2回目の有感地震


 

気象庁の震度データベースによると2020年10月07日04:25に伊豆大島近海でM2.3・震度1の地震が発生していた。速報では伝えられていなかった地震。これにより伊豆大島近海では22日ぶりの有感地震が記録されたこととなる。

 

伊豆大島近海における今回の地震について

2020年10月07日04:25 M2.3・震度1 伊豆大島近海(深さ約9km)

伊豆大島近海で有感地震が観測されたのは2020年09月15日のM1.6・震度1以来22日ぶり。今回の震源からは約22km離れた場所で深さは5kmであった。その前は2019年12月16日のM2.2・震度1で、今回の震源から約23km離れた場所で深さは11kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内に伊豆大島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは23事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは23事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、中部地方における繋がりは23事例中2例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

伊豆大島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

伊豆大島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が13回であるのに対し2019年に伊豆大島近海における1週間平均値は8回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

伊豆大島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は112回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。伊豆大島近海では2019年に20回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

伊豆大島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2014年05月05日 M6.0 震度5弱 伊豆大島近海
1990年02月20日 M5.1 震度3 伊豆大島近海
1990年02月20日 M6.5 震度4 伊豆大島近海
1989年10月14日 M5.7 震度4 伊豆大島近海
1986年11月22日 M6.0 震度4 伊豆大島近海

伊豆大島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3が挙げられる。
 

伊豆大島近海の過去の地震データ

1919年以降、伊豆大島近海で発生してきた有感地震は1,061回でそのうちM5.0以上であったのが36回。またM6.0以上は11回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1978年01月14日のM7.0・震度5(1978年伊豆大島近海の地震)で深さは0kmであった。

伊豆大島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1978年01月14日 M7.0 震度5 伊豆大島近海(1978年伊豆大島近海の地震)
1923年09月26日 M6.8 震度4 伊豆大島近海
1923年09月01日 M6.5 震度3 伊豆大島近海
1990年02月20日 M6.5 震度4 伊豆大島近海
1923年09月01日 M6.4 震度5 伊豆大島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1978年01月14日に伊豆大島近海でM7.0・震度5の地震が約3kmの距離(深さ0km)で起きていた他、1990年02月20日に伊豆大島近海でM6.5・震度4の地震が約4kmの距離(深さ6km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1978年01月14日に約3kmの距離で発生した伊豆大島近海M7.0・震度5(深さ0km)であった。
 

伊豆・小笠原と伊豆大島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在347予測。また伊豆大島近海など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち伊豆大島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、伊豆大島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」伊豆大島近海M2.3の類似23事例以後の発震傾向性

今回の伊豆大島近海M2.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

伊豆大島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

伊豆半島東方沖 23事例中2例
八丈島東方沖 23事例中2例
伊豆大島近海 23事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中5例、中部地方では23事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは23事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、中部地方における繋がりは23事例中2例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

関東地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千葉県東方沖 23事例中2例
茨城県沖 23事例中1例
茨城県北部 23事例中1例
房総半島南方沖 23事例中1例
関東東方沖 23事例中1例

遠州灘 23事例中1例
長野県南部 23事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。