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2020年10月09日アルゼンチンでM5.0、5ヶ月ぶり今年12回目のM5以上地震

アルゼンチンでM5.0、5ヶ月ぶり今年12回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月09日17:55にアルゼンチンでM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年05月20日にアルゼンチンでM5.0の地震が今回の震源からは約168km離れた場所で起きていた。

 

アルゼンチンにおける今回の地震について

日本時間2020年10月09日17:55 M5.0 アルゼンチン(深さ約152km)

アルゼンチンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年05月20日のM5.0以来142日ぶりで今年12回目。前回の地震は今回の震源から約168km離れた位置であった。その前は2020年04月30日のM5.4で、今回の震源から約357km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にアルゼンチンを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは50事例中5例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、南太平洋における繋がりは50事例中1例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

アルゼンチンの最近の地震活動

アルゼンチンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が5回。2019年にアルゼンチンの1ヶ月当たり平均発生数は5.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

アルゼンチンでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアルゼンチンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月26日 M6.1 アルゼンチン(深さ約129km)
2019年12月24日 M6.0 アルゼンチン(深さ約582km)
2019年11月19日 M5.7 アルゼンチン(深さ約10km)
2019年11月03日 M5.6 アルゼンチン(深さ約120km)
2019年03月01日 M5.5 アルゼンチン(深さ約578km)
※海外時間(UTC)

アルゼンチンでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアルゼンチンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月23日 M5.5 アルゼンチン(深さ約554km)
2020年03月05日 M5.5 アルゼンチン(深さ約115km)
2020年04月29日 M5.4 アルゼンチン(深さ約154km)
2020年04月30日 M5.4 アルゼンチン(深さ約168km)
2020年01月13日 M5.3 アルゼンチン(深さ約174km)
 

アルゼンチンの過去の地震データ

1901年以降、アルゼンチンで発生してきたM6.0以上の地震は94回でそのうちM7.0以上であったのが14回。20世紀以降、過去最大だったのは1977年11月23日のM7.4で深さは約13kmであった。

アルゼンチンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1977年11月23日 M7.4 アルゼンチン(深さ約13km)
1920年12月10日 M7.3 アルゼンチン(深さ約15km)
1991年06月23日 M7.3 アルゼンチン(深さ約558km)
1919年03月02日 M7.2 アルゼンチン(深さ約15km)
1962年12月08日 M7.2 アルゼンチン(深さ約589km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1920年08月03日にアルゼンチンでM6.9の地震が約168kmの距離(深さ15km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とアルゼンチンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在694予測。またアルゼンチンなど震源地別予測が現在3,184予測となっている。

方面別予測において現在、計694予測中、Aクラスは33予測、Bクラスは152予測、Cクラスは509予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が12予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,184予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが215予測、Cクラスが2,932予測となっており、このうちアルゼンチンに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが46予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、アルゼンチンの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アルゼンチンM5.0の類似50事例以降の発震傾向性

今回のアルゼンチンM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アルゼンチンを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや多いと言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 50事例中9例
メキシコ 50事例中6例
ペルー 50事例中4例
コロンビア 50事例中3例
エクアドル 50事例中2例
アルゼンチン 50事例中1例
コスタリカ 50事例中1例
ニカラグア 50事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中5例、南太平洋では50事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは50事例中5例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、南太平洋における繋がりは50事例中1例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 50事例中3例
カナダ 50事例中2例
米国 50事例中1例

中米沖合 50事例中1例

また、今回のアルゼンチンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1992年10月30日 M6.7・震度2 鳥島近海
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2011年03月09日 M7.3・震度5弱 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。