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2020年10月10日宗谷地方南部でM2.7・震度2、3年ぶり100年間で4回目の有感地震

宗谷地方南部でM2.7・震度2、3年ぶり100年間で4回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月10日03:54に宗谷地方南部でM2.7・震度2の地震が発生した。宗谷地方南部で有感地震が記録されたのは1057日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

宗谷地方南部における今回の地震について

2020年10月10日03:54 M2.7・震度2 宗谷地方南部(深さ約10km)

宗谷地方南部で有感地震が観測されたのは2017年11月17日のM2.7・震度1以来1057日ぶり。今回の震源からは約19km離れた場所で深さは12kmであった。その前は1947年01月26日のM5.2・震度3で、今回の震源から約16km離れた場所で深さは0kmであった。

宗谷地方南部で有感地震が観測されるのは珍しく、1919年以来これまでにわずか3回しか記録されておらず、そのうちの1回はマグニチュード不明であった。これまでに確認された有感地震は1947年01月26日M5.2・震度3、1955年02月01日M不明・震度1、2017年11月17日M2.7・震度1の3回。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震6事例のうち、その後1ヶ月以内に宗谷地方南部を含む北海道地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の日本海沖合における繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し5.3と多い、ロシアにおける繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9で多いという結果であった。

1ヶ月以内のM6クラス以上が起きていたのは下記の通り日本海沖合が日本海北部、ロシアがオホーツク海南部であったことから、周辺における強い地震へと繋がっていく可能性もある。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

宗谷地方南部と北海道地方の最近の地震活動

宗谷地方南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が0回であるのに対し2019年に宗谷地方南部における1週間平均値は1回以下であった。

宗谷地方南部を含む北海道地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は102回で、2019年に北海道地方で記録された地震数は1週間当たり133回であったので、北海道地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。宗谷地方南部では2019年に有感地震は発生しなかった。
 

宗谷地方南部の過去の地震データ

1919年以降、宗谷地方南部で発生してきた有感地震は2回でそのうちM5.0以上は1回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1947年01月26日のM5.2・震度3で深さは0kmであった。

宗谷地方南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1947年01月26日 M5.2 震度3 宗谷地方南部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1947年01月26日に宗谷地方南部でM5.2・震度3の地震が約16kmの距離(深さ0km)で起きていた。
 

北海道地方と宗谷地方南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北海道地方など方面別予測が現在347予測。また宗谷地方南部など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち北海道地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が25予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち宗谷地方南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では北海道地方の現在の危険度は100%以下、宗谷地方南部の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宗谷地方南部M2.7の類似6事例以後の発震傾向性

今回の宗谷地方南部M2.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた6件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

今回の宗谷地方南部M2.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、宗谷地方南部を含む北海道地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、日本海沖合で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが6事例中1例、ロシアでは6事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の日本海沖合における繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し5.3と多い、ロシアにおける繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9で多いという結果であった。

日本海沖合及びロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本海北部 6事例中1例

オホーツク海南部 6事例中1例

追記:10月10日の宗谷地方南部M2.7は上川地方北部M2.8・震度2に、約1年ぶりの有感地震
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。