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2020年10月10日イースター島でM6.0、33日ぶり今年5回目のM6クラス以上地震

南太平洋のイースター島でM6.0、33日ぶり今年5回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月10日22:14に南太平洋のイースター島でM6.0の地震が発生した。イースター島の周辺では05月にM5.7、08月にM5.7、09月にM5.6の地震が起きていたが、震源の位置は今回から離れていた。

 

イースター島における今回の地震について

日本時間2020年10月10日22:14 M6.0 イースター島(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年10月08日にパプアニューギニアで発生したM6.3以来2日ぶりで、2020年としては99回目となる(発生日時は日本時間)。

イースター島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月07日のM5.6以来33日ぶりで今年5回目。前回の地震は今回の震源から約376km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月15日のM5.8で、今回の震源から約537km離れていた。

イースター島の周辺では上記の通りM6クラスの地震が最近も記録されていたが、震源の位置はいずれも離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にイースター島を含む南太平洋でM7クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは38事例中16例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、大洋州における繋がりは38事例中22例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.2で通常程度と言える。
 

イースター島の最近の地震活動

イースター島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年にイースター島の1ヶ月当たり平均発生数は2.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

イースター島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にイースター島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月27日 M5.9 イースター島(深さ約10km)
2019年09月09日 M5.5 イースター島(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

イースター島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にイースター島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月15日 M5.8 イースター島(深さ約10km)
2020年05月14日 M5.7 イースター島(深さ約10km)
2020年09月07日 M5.6 イースター島(深さ約10km)
2020年01月22日 M5.5 イースター島(深さ約10km)
2020年08月06日 M5.4 イースター島(深さ約10km)
 

イースター島の過去の地震データ

1901年以降、イースター島で発生してきたM6.0以上の地震は58回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1925年12月19日のM6.9で深さは約10kmであった。

イースター島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1925年12月19日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1996年09月05日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1987年07月06日 M6.7 イースター島(深さ約10km)
2004年11月28日 M6.6 イースター島(深さ約10km)
1932年11月02日 M6.5 イースター島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1963年03月07日にイースター島でM6.5の地震が約192kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1951年12月30日にイースター島でM6.5の地震が約214kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2004年11月28日に257kmの距離で発生したイースター島 M6.6(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

南太平洋とイースター島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は南太平洋など方面別予測が現在689予測。またイースター島など震源地別予測が現在3,170予測となっている。

方面別予測において現在、計689予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは150予測、Cクラスは507予測。このうち南太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が34予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,170予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが209予測、Cクラスが2,924予測となっており、このうちイースター島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが22予測となっている。

通常時との比較では南太平洋の現在の危険度は100%前後、イースター島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イースター島M6.0の類似38事例以降の発震傾向性

今回のイースター島M6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

今回のイースター島M6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例について、イースター島を含む南太平洋でその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中16例、大洋州では38事例中22例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは38事例中16例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、大洋州における繋がりは38事例中22例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

中南米及び大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

チリ 38事例中6例
ペルー 38事例中2例
パナマ 38事例中2例
ニカラグア 38事例中2例
キューバ 38事例中1例
グアテマラ 38事例中1例
ハイチ 38事例中1例
メキシコ 38事例中1例
コロンビア 38事例中1例
エクアドル 38事例中1例

パプアニューギニア 38事例中8例
バヌアツ 38事例中7例
トンガ 38事例中3例
フィジー 38事例中3例
ケルマデック諸島 38事例中2例
ソロモン諸島 38事例中2例
マッコーリー島 38事例中1例
ロイヤリティ諸島 38事例中1例
ニュージーランド 38事例中1例
サモア 38事例中1例

また、今回のイースター島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1935年10月13日 M6.9・震度3 三陸沖
1962年04月12日 M6.8・震度4 三陸沖
1964年06月16日 M7.5・震度5 新潟県下越沖(新潟地震)
1970年12月07日 M6.1・震度3 十勝沖
1983年08月26日 M6.6・震度4 大分県北部
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
2009年08月17日 M6.7・震度3 石垣島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。