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2020年10月11日インドでM5.4、2016年01月M7クラス地震の震源付近

インドでM5.4、2016年01月M7クラス地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年10月11日02:38にインドでM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では09月20日に約150km南側のミャンマーでM5.0の地震が起きていた。

 

インドにおける今回の地震について

日本時間2020年10月11日02:38 M5.4 インド(深さ約55km)

インドでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月25日のM5.3以来15日ぶりで今年10回目。前回の地震は今回の震源から約1,892km離れた位置であった。その前は2020年08月27日のM5.4で、今回の震源から約138km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年06月21日にインドでM5.1の地震が今回の震源からは約78km離れた場所で起きていた。100km超を含むと最近では09月20日に約150km南側のミャンマーでM5.0の地震が約57kmと同程度の深さで起きていた。

今回の震源付近では2016年01月03日にM6.7のM7クラス地震が約24kmの距離、深さ55kmとごく近くで発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内にインドを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは23事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは23事例中3例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、インド洋における繋がりは23事例中1例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の23事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは23事例中5例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

インドの最近の地震活動

インドにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にインドの1ヶ月当たり平均発生数は4.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にインドで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月23日 M5.9 インド(深さ約14km)
2019年07月19日 M5.5 インド(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

インドでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にインドで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月21日 M5.8 インド(深さ約9km)
2020年08月27日 M5.4 インド(深さ約10km)
2020年09月25日 M5.3 インド(深さ約10km)
2020年05月25日 M5.1 インド(深さ約57km)
2020年06月14日 M5.1 インド(深さ約10km)
 

インドの過去の地震データ

1901年以降、インドで発生してきたM6.0以上の地震は35回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降、過去最大だったのは1905年04月04日のM7.9で深さは約20kmであった。

インドで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1905年04月04日 M7.9 インド(深さ約20km)
2001年01月26日 M7.7 インド(深さ約16km)
1943年10月23日 M7.2 インド(深さ約15km)
1930年07月02日 M7.1 インド(深さ約15km)
2011年09月18日 M6.9 インド(深さ約50km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2016年01月03日にインドでM6.7の地震が約24kmの距離(深さ55km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとインドにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在695予測。またインドなど震源地別予測が現在3,216予測となっている。

方面別予測において現在、計695予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは150予測、Cクラスは513予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,216予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが208予測、Cクラスが2,971予測となっており、このうちインドに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが22予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドM5.4の類似23事例以降の発震傾向性

今回のインドM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

日本 23事例中5例
中国 23事例中3例
インドネシア 23事例中3例
台湾 23事例中3例
フィリピン 23事例中1例

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中3例、インド洋では23事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは23事例中3例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、インド洋における繋がりは23事例中1例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

中東及びインド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アフガニスタン 23事例中1例
トルコ 23事例中1例
トルクメニスタン 23事例中1例

中央インド洋海嶺 23事例中1例

また、今回のインドにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは23事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1973年06月17日 M7.4・震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
1996年12月03日 M6.7・震度5弱 日向灘
2001年03月24日 M6.7・震度6弱 安芸灘(芸予地震)
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。