• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月11日宮城県沖でM3.6・震度1、3日前の前回地震M3.9・震度2に近い位置

宮城県沖でM3.6・震度1、3日前の前回地震M3.9・震度2に近い位置


 

気象庁によると2020年10月11日09:02に宮城県沖でM3.6・震度1の地震が発生した。宮城県沖で有感地震が記録されたのは3日ぶり。今年63回目となる有感地震であった。

 

宮城県沖における今回の地震について

2020年10月11日09:02 M3.6・震度1 宮城県沖(深さ約50km)

宮城県沖で有感地震が観測されたのは2020年10月08日のM3.9・震度2以来3日ぶり。今回の震源からは約9km離れた場所で深さは59kmであった。その前は2020年10月01日のM3.1・震度1で、今回の震源から約53km離れた場所で深さは84kmであった。

今回の地震は前回、3日前に発生していたM3.9・震度2の震源にごく近い位置で、深さも同程度であった。また05月18日には今回の震源から約2kmと近い場所でM5.2・震度4の地震が深さ51kmで起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震27事例のうち、その後1ヶ月以内に宮城県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは27事例中13例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは27事例中6例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、千島海溝における繋がりは27事例中10例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

宮城県沖と東北地方の最近の地震活動

宮城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が191回であるのに対し2019年に宮城県沖における1週間平均値は167回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

宮城県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,013回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては63回目。宮城県沖では2019年に98回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計62回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が38回、M4.0~4.9が20回、M5.0以上が3回となっている。

宮城県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月12日 M6.2 震度4 宮城県沖
2020年05月18日 M5.2 震度4 宮城県沖
2020年04月20日 M6.2 震度4 宮城県沖
2018年10月26日 M5.7 震度4 宮城県沖
2018年09月19日 M5.0 震度3 宮城県沖

宮城県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

宮城県沖の過去の地震データ

1919年以降、宮城県沖で発生してきた有感地震は4,393回でそのうちM5.0以上であったのが270回。またM6.0以上は47回でM7.0以上の大地震は7回記録されている(規模不明は除く)。
過去最大だったのは1936年11月03日のM7.4・震度5(1936年宮城県沖地震)で深さは61kmであった。

宮城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1936年11月03日 M7.4 震度5 宮城県沖(1936年宮城県沖地震)
1978年06月12日 M7.4 震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
2005年08月16日 M7.2 震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2011年04月07日 M7.2 震度6強 宮城県沖
1933年06月19日 M7.1 震度4 宮城県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2020年05月18日に宮城県沖でM5.2・震度4の地震が約2kmの距離(深さ51km)で起きていた他、2013年10月20日に宮城県沖でM5.1・震度4の地震が約2kmの距離(深さ51km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2013年08月04日に約12kmの距離で発生した宮城県沖M6.0・震度5強(深さ58km)であった。
 

東北地方と宮城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在347予測。また宮城県沖など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が15予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち宮城県沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが3予測、Cクラスが22予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、宮城県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宮城県沖M3.6の類似27事例以後の発震傾向性

今回の宮城県沖M3.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた27件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

宮城県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは27事例中13例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

三陸沖 27事例中6例
福島県沖 27事例中4例
岩手県沖 27事例中3例
宮城県沖 27事例中1例
青森県三八上北地方 27事例中1例
岩手県内陸北部 27事例中1例
青森県東方沖 27事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが27事例中6例、千島海溝では27事例中10例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは27事例中6例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、千島海溝における繋がりは27事例中10例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 27事例中4例
千葉県東方沖 27事例中1例
房総半島南方沖 27事例中1例
千葉県南東沖 27事例中1例
関東東方沖 27事例中1例
茨城県北部 27事例中1例

択捉島南東沖 27事例中3例
北海道東方沖 27事例中3例
浦河沖 27事例中1例
択捉島付近 27事例中1例
釧路沖 27事例中1例
千島列島 27事例中1例
根室半島南東沖 27事例中1例
千島列島東方 27事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。