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2020年10月11日薩摩半島西方沖でM3.7・震度1、1978年のM6.4・震度4震源付近

薩摩半島西方沖でM3.7・震度1、1978年のM6.4・震度4震源付近


 

気象庁によると2020年10月11日18:46に薩摩半島西方沖でM3.7・震度1の地震が発生した。薩摩半島西方沖で有感地震が記録されたのは16日ぶり。今年18回目となる有感地震であった。

 

薩摩半島西方沖における今回の地震について

2020年10月11日18:46 M3.7・震度1 薩摩半島西方沖(深さ約140km)

薩摩半島西方沖で有感地震が観測されたのは2020年09月25日のM2.8・震度1以来16日ぶり。今回の震源からは約44km離れた場所で深さは8kmであった。その前は2020年09月16日のM4.3・震度1で、今回の震源から約190km離れた場所で深さは7kmであった。

今回の震源付近では1978年05月23日に種子島近海M6.4・震度4の地震が距離約11km、深さ160kmで発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内に薩摩半島西方沖を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは26事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは26事例中7例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、四国地方における繋がりは26事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

薩摩半島西方沖と九州地方の最近の地震活動

薩摩半島西方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が32回であるのに対し2019年に薩摩半島西方沖における1週間平均値は29回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

薩摩半島西方沖を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は429回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては18回目。薩摩半島西方沖では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計17回のうちM3.0未満だったのが4回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が1回となっている。

薩摩半島西方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年05月03日 M6.2 震度3 薩摩半島西方沖
2016年05月14日 M5.1 震度2 薩摩半島西方沖
2016年05月07日 M5.5 震度2 薩摩半島西方沖
2016年05月06日 M5.0 震度2 薩摩半島西方沖
2015年11月18日 M5.0 震度1 薩摩半島西方沖

薩摩半島西方沖を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

薩摩半島西方沖の過去の地震データ

1919年以降、薩摩半島西方沖で発生してきた有感地震は256回でそのうちM5.0以上であったのが44回。またM6.0以上は6回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2015年11月14日のM7.1・震度4で深さは17kmであった。

薩摩半島西方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2015年11月14日 M7.1 震度4 薩摩半島西方沖
1928年06月03日 M6.6 震度5 薩摩半島西方沖
2020年05月03日 M6.2 震度3 薩摩半島西方沖
1960年03月04日 M6.1 震度4 薩摩半島西方沖
1926年06月05日 M6.0 震度2 薩摩半島西方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1992年09月23日に薩摩半島西方沖でM5.6・震度3の地震が約5kmの距離(深さ160km)で起きていた他、1963年01月09日に薩摩半島西方沖でM5.6・震度3の地震が約9kmの距離(深さ159km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1978年05月23日に約11kmの距離で発生した種子島近海M6.4・震度4(深さ160km)であった。
 

九州地方と薩摩半島西方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在347予測。また薩摩半島西方沖など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が25予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち薩摩半島西方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが14予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、薩摩半島西方沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」薩摩半島西方沖M3.7の類似26事例以後の発震傾向性

今回の薩摩半島西方沖M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

薩摩半島西方沖を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

九州地方南東沖 26事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中7例、四国地方では26事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは26事例中7例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、四国地方における繋がりは26事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

沖縄地方及び四国地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

沖縄本島北西沖 26事例中2例
奄美大島北東沖 26事例中1例
沖縄本島近海 26事例中1例
南大東島近海 26事例中1例
宮古島北西沖 26事例中1例
奄美大島近海 26事例中1例
奄美大島北西沖 26事例中1例

伊予灘 26事例中1例
 

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※画像は気象庁より。