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2020年10月11日三宅島近海でM2.6・震度1、前日の新島・神津島近海に続く地震

三宅島近海でM2.6・震度1、前日の新島・神津島近海に続く地震


 

気象庁によると2020年10月11日19:58に三宅島近海でM2.6・震度1の地震が発生した。三宅島近海で有感地震が記録されたのは140日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

三宅島近海における今回の地震について

2020年10月11日19:58 M2.6・震度1 三宅島近海(深さ約20km)

三宅島近海で有感地震が観測されたのは2020年05月24日のM4.2・震度3以来140日ぶり。今回の震源からは約27km離れた場所で深さは21kmであった。その前は2019年12月15日のM2.7・震度1で、今回の震源から約1km離れた場所で深さは15kmであった。

今回の震源付近では前日に新島・神津島近海でM2.3・震度1の地震が深さごく浅いで発生したばかりであった。震源の位置は約20km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震30事例のうち、その後1ヶ月以内に三宅島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは30事例中13例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは30事例中3例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、中部地方における繋がりは30事例中4例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

三宅島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

三宅島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が6回であるのに対し2019年に三宅島近海における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

三宅島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は100回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。三宅島近海では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

三宅島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2013年04月17日 M6.2 震度5強 三宅島近海
2003年02月12日 M5.1 震度4 三宅島近海
2000年08月23日 M5.0 震度4 三宅島近海
2000年08月16日 M5.0 震度4 三宅島近海
2000年08月16日 M5.1 震度4 三宅島近海

三宅島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3が挙げられる。
 

三宅島近海の過去の地震データ

1919年以降、三宅島近海で発生してきた有感地震は5,084回でそのうちM5.0以上であったのが71回、M6.0以上が8回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2000年07月30日のM6.5・震度6弱(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)で深さは17kmであった。

三宅島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2000年07月30日 M6.5 震度6弱 三宅島近海(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)
1982年12月28日 M6.4 震度4 三宅島近海
1991年09月03日 M6.3 震度4 三宅島近海
1983年10月03日 M6.2 震度5 三宅島近海
2013年04月17日 M6.2 震度5強 三宅島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1962年08月30日に三宅島近海でM5.2・震度4の地震が約1kmの距離(深さ16km)で起きていた他、1962年08月26日に三宅島近海でM5.9・震度5の地震が約2kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2000年07月30日に約12kmの距離で発生した三宅島近海M6.5・震度6弱(深さ17km)であった。
 

伊豆・小笠原と三宅島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在347予測。また三宅島近海など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち三宅島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが4予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、三宅島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」三宅島近海M2.6の類似30事例以後の発震傾向性

今回の三宅島近海M2.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた30件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

三宅島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは30事例中13例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは多いと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

小笠原諸島西方沖 30事例中5例
硫黄島近海 30事例中4例
新島・神津島近海 30事例中2例
三宅島近海 30事例中2例
鳥島近海 30事例中2例
伊豆大島近海 30事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが30事例中3例、中部地方では30事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは30事例中3例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、中部地方における繋がりは30事例中4例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

関東地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千葉県東方沖 30事例中2例
茨城県沖 30事例中2例

東海道南方沖 30事例中1例
岐阜県飛騨地方 30事例中1例
遠州灘 30事例中1例
長野県中部 30事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。