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2020年10月11日宮城県沖でM2.9・震度1、午前のM3.6に続く本日2回目の地震

宮城県沖でM2.9・震度1、午前のM3.6に続く本日2回目の地震


 

気象庁によると2020年10月11日22:17に宮城県沖でM2.9・震度1の地震が発生した。宮城県沖では09:02にもM3.6・震度1の地震が起きていた。

 

宮城県沖における今回の地震について

2020年10月11日22:17 M2.9・震度1 宮城県沖(深さ約50km)

宮城県沖で有感地震が観測されたのは同日09:02のM3.6・震度1以来。その前は2020年10月08日のM3.9・震度2であった。

今回の震源は午前のM3.6・震度1より北側に約50km離れた位置であった。深さはどちらも約50kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内に宮城県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは50事例中14例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは50事例中10例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、千島海溝における繋がりは50事例中22例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

宮城県沖と東北地方の最近の地震活動

宮城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が192回であるのに対し2019年に宮城県沖における1週間平均値は167回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

宮城県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は997回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては64回目。宮城県沖では2019年に98回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計63回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が39回、M4.0~4.9が20回、M5.0以上が3回となっている。

宮城県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月12日 M6.2 震度4 宮城県沖
2020年05月18日 M5.2 震度4 宮城県沖
2020年04月20日 M6.2 震度4 宮城県沖
2018年10月26日 M5.7 震度4 宮城県沖
2018年09月19日 M5.0 震度3 宮城県沖

宮城県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

宮城県沖の過去の地震データ

1919年以降、宮城県沖で発生してきた有感地震は4,394回でそのうちM5.0以上であったのが270回。またM6.0以上は47回でM7.0以上の大地震は7回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1936年11月03日のM7.4・震度5(1936年宮城県沖地震)で深さは61kmであった。

宮城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1936年11月03日 M7.4 震度5 宮城県沖(1936年宮城県沖地震)
1978年06月12日 M7.4 震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
2005年08月16日 M7.2 震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2011年04月07日 M7.2 震度6強 宮城県沖
1933年06月19日 M7.1 震度4 宮城県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1944年12月01日に宮城県沖でM6.0・震度4の地震が約2kmの距離(深さ82km)で起きていた他、1980年09月29日に宮城県沖でM5.0・震度3の地震が約5kmの距離(深さ60km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2003年05月26日に約20kmの距離で発生した宮城県沖M7.1・震度6弱(深さ72km)であった。
 

東北地方と宮城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在347予測。また宮城県沖など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が15予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち宮城県沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが3予測、Cクラスが22予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、宮城県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宮城県沖M2.9の類似50事例以後の発震傾向性

今回の宮城県沖M2.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

宮城県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中14例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 50事例中6例
三陸沖 50事例中5例
宮城県沖 50事例中3例
青森県東方沖 50事例中2例
岩手県沿岸北部 50事例中1例
福島県会津 50事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中10例、千島海溝では50事例中22例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは50事例中10例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、千島海溝における繋がりは50事例中22例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県南部 50事例中3例
関東東方沖 50事例中3例
千葉県南東沖 50事例中2例
茨城県沖 50事例中2例
千葉県東方沖 50事例中1例
千葉県北東部 50事例中1例

北海道東方沖 50事例中5例
択捉島南東沖 50事例中5例
根室半島南東沖 50事例中4例
十勝沖 50事例中3例
千島列島 50事例中3例
浦河沖 50事例中2例
釧路沖 50事例中2例
択捉島付近 50事例中1例
千島列島東方 50事例中1例
 

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※画像は気象庁より。