• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月12日岩手県沖でM3.2・震度1、1995年01月M7.2大地震の震源付近

岩手県沖でM3.2・震度1、1995年01月M7.2大地震の震源付近


 

気象庁によると2020年10月12日15:32に岩手県沖でM3.2・震度1の地震が発生した。岩手県沖で有感地震が記録されたのは7日ぶり。今年38回目となる有感地震であった。

 

岩手県沖における今回の地震について

2020年10月12日15:32 M3.2・震度1 岩手県沖(深さ約40km)

岩手県沖で有感地震が観測されたのは2020年10月05日のM4.0・震度2以来7日ぶり。今回の震源からは約79km離れた場所で深さは48kmであった。その前は2020年09月17日のM4.5・震度3で、今回の震源から約79km離れた場所で深さは48kmであった。

今回の震源付近では2019年01月26日にM5.6・震度4が約16kmの距離で発生しており、深さも38kmと同程度であった。また1995年01月07日には距離約12km、深さ48kmでM7.2・震度5の大地震も起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震46事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは46事例中23例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは46事例中12例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、関東地方における繋がりは46事例中11例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

岩手県沖と東北地方の最近の地震活動

岩手県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が110回であるのに対し2019年に岩手県沖における1週間平均値は98回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

岩手県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は997回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては38回目。岩手県沖では2019年に42回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計37回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が29回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月26日 M5.6 震度4 岩手県沖
2018年05月14日 M5.1 震度3 岩手県沖
2017年12月16日 M5.5 震度4 岩手県沖
2017年09月27日 M6.1 震度4 岩手県沖
2017年01月26日 M5.2 震度3 岩手県沖

岩手県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

岩手県沖の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沖で発生してきた有感地震は2,482回でそのうちM5.0以上であったのが262回。またM6.0以上は28回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.4・震度5弱で深さは32kmであった。

岩手県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.4 震度5弱 岩手県沖
1995年01月07日 M7.2 震度5 岩手県沖
1928年05月27日 M7.0 震度4 岩手県沖
2011年06月23日 M6.9 震度5弱 岩手県沖
1960年07月30日 M6.7 震度4 岩手県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1928年08月17日に岩手県沖でM5.7・震度3の地震が約2kmの距離(深さ14km)で起きていた他、1937年08月19日に岩手県沖でM5.4・震度3の地震が約6kmの距離(深さ3km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1995年01月07日に約12kmの距離で発生した岩手県沖M7.2・震度5(深さ48km)であった。
 

東北地方と岩手県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在347予測。また岩手県沖など震源地別予測が現在1320予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは46予測、Cクラスは290予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が15予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1320予測中、Aクラスが16予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1203予測となっており、このうち岩手県沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが19予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、岩手県沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沖M3.2の類似46事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沖M3.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた46件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは46事例中23例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 46事例中12例
三陸沖 46事例中10例
岩手県沖 46事例中8例
宮城県沖 46事例中3例
福島県浜通り 46事例中2例
青森県東方沖 46事例中1例
岩手県沿岸北部 46事例中1例
福島県中通り 46事例中1例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが46事例中12例、関東地方では46事例中11例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは46事例中12例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、関東地方における繋がりは46事例中11例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

千島海溝及び関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 46事例中6例
浦河沖 46事例中2例
十勝沖 46事例中2例
釧路沖 46事例中1例
根室半島南東沖 46事例中1例
千島列島 46事例中1例

茨城県沖 46事例中5例
千葉県東方沖 46事例中3例
関東東方沖 46事例中3例
茨城県南部 46事例中2例
千葉県南東沖 46事例中1例
千葉県北東部 46事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。