• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月13日ペルー南部でM5.0、1ヶ月以内の日本M7クラス地震のうち4例が日本海側

ペルー南部でM5.0、1ヶ月以内の日本M7クラス地震のうち4例が日本海側


 

USGSによると日本時間2020年10月13日06:02に南米ペルー南部でM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年01月24日にペルーでM5.4の地震が今回の震源からは約82km離れた場所で起きていた。

 

ペルーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月13日06:02 M5.0 ペルー(深さ約124km)

ペルーでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月25日のM5.5以来49日ぶりで今年23回目。前回の地震は今回の震源から約1,558km離れた位置であった。その前は2020年08月14日のM5.0で、今回の震源から約142km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年01月24日にペルーでM5.4の地震が今回の震源からは約82km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内にペルーを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは39事例中6例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、南太平洋における繋がりは39事例中1例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。

日本で1ヶ月以内のM7クラス以上が発生していた10例のうち4例は日本海側における地震であった。1993年の能登半島沖M6.6・震度5、2000年の鳥取県西部地震M7.3・震度6強、2007年の能登半島地震M6.9・震度6強、2007年の新潟県中越沖地震M6.8・震度6強。
 

ペルーの最近の地震活動

ペルーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が12回。2019年にペルーの1ヶ月当たり平均発生数は9.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや多いと言える状態である。

ペルーでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にペルーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月26日 M8.0 ペルー(深さ約123km)
2019年03月01日 M7.0 ペルー(深さ約267km)
2019年01月18日 M5.7 ペルー(深さ約103km)
2019年01月25日 M5.7 ペルー(深さ約61km)
2019年05月08日 M5.7 ペルー(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

ペルーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にペルーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月31日 M6.0 ペルー(深さ約153km)
2020年05月03日 M5.7 ペルー(深さ約186km)
2020年08月06日 M5.5 ペルー(深さ約10km)
2020年08月25日 M5.5 ペルー(深さ約33km)
2020年01月15日 M5.4 ペルー(深さ約38km)
 

ペルーの過去の地震データ

1901年以降、ペルーで発生してきたM6.0以上の地震は188回でそのうちM7.0以上であったのが44回。20世紀以降、過去最大だったのは2001年06月23日のM8.4で深さは約33kmであった。

ペルーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2001年06月23日 M8.4 ペルー(深さ約33km)
1940年05月24日 M8.2 ペルー(深さ約45km)
1942年08月24日 M8.1 ペルー(深さ約30km)
1966年10月17日 M8.1 ペルー(深さ約40km)
2007年08月15日 M8.0 ペルー(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1991年05月24日にペルーでM6.8の地震が約30kmの距離(深さ128km)で起きていた他、1964年01月26日にペルーでM6.5の地震が約85kmの距離(深さ118km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1991年05月24日に30kmの距離で発生したペルー M6.8(深さ128km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とペルーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在691予測。またペルーなど震源地別予測が現在3,236予測となっている。

方面別予測において現在、計691予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは149予測、Cクラスは511予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が44予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,236予測中、Aクラスが35予測、Bクラスが201予測、Cクラスが3,000予測となっており、このうちペルーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが56予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、ペルーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ペルーM5.0の類似39事例以降の発震傾向性

今回のペルーM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ペルーを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

メキシコ 39事例中3例
ペルー 39事例中2例
ニカラグア 39事例中2例
エルサルバドル 39事例中2例
コスタリカ 39事例中1例
パナマ 39事例中1例
チリ 39事例中1例
トリニダード・トバゴ 39事例中1例
アルゼンチン 39事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中6例、大西洋では39事例中7例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは39事例中6例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、大西洋における繋がりは39事例中7例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

北米及び大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 39事例中3例
アラスカ 39事例中2例
カナダ 39事例中1例

南サンドイッチ諸島 39事例中3例
アゾレス 39事例中1例
大西洋中央海嶺 39事例中1例
ブーベ島 39事例中1例
アフリカ南方沖合 39事例中1例

また、今回のペルーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1983年04月30日 M6.4・震度3 十勝沖
1993年02月07日 M6.6・震度5 能登半島沖
1996年10月19日 M6.9・震度5弱 日向灘
2000年10月06日 M7.3・震度6強 鳥取県西部(鳥取県西部地震)
2005年01月19日 M6.8・震度1 関東東方沖
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2014年07月12日 M7.0・震度4 福島県沖
2016年11月22日 M7.4・震度5弱 福島県沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。