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2020年10月13日福島県中通りでM3.7・震度3、東北・関東1ヶ月以内のM6クラス地震の傾向性

福島県中通りでM3.7・震度3、東北・関東1ヶ月以内のM6クラス地震の傾向性


 

気象庁によると2020年10月13日11:11に福島県中通りでM3.7・震度3の地震が発生した。福島県中通りで有感地震が記録されたのは44日ぶり。今年9回目となる有感地震であった。

 

福島県中通りにおける今回の地震について

2020年10月13日11:11 M3.7・震度3 福島県中通り(深さ約10km)

福島県中通りで有感地震が観測されたのは2020年08月30日のM3.9・震度2以来44日ぶり。今回の震源からは約28km離れた場所で深さは6kmであった。その前は2020年08月25日のM3.0・震度2で、今回の震源から約10km離れた場所で深さは7kmであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震9事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県中通りを含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは9事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは9事例中5例で平均発生頻度1に対し2.4と多いと言える。

地震の多い東北地方としての基準で「やや多い」また関東地方でも「多い」であることから、東北・関東における1ヶ月以内のM6クラス以上に注意が必要である。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

福島県中通りと東北地方の最近の地震活動

福島県中通りで最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が30回であるのに対し2019年に福島県中通りにおける1週間平均値は29回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

福島県中通りを含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は974回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては9回目。福島県中通りでは2019年に7回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計8回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が6回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

福島県中通りにおける最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2011年04月12日 M6.4 震度6弱 福島県中通り
2011年04月11日 M5.4 震度5弱 福島県中通り
2011年03月11日 M5.1 震度3 福島県中通り
2010年09月29日 M5.7 震度4 福島県中通り
1998年08月03日 M5.2 震度3 福島県中通り

福島県中通りを含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

福島県中通りの過去の地震データ

1919年以降、福島県中通りで発生してきた有感地震は665回でそのうちM5.0以上であったのが8回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年04月12日のM6.4・震度6弱で深さは15kmであった。

福島県中通りにおいて過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年04月12日 M6.4 震度6弱 福島県中通り
2010年09月29日 M5.7 震度4 福島県中通り
1985年07月29日 M5.4 震度3 福島県中通り
2011年04月11日 M5.4 震度5弱 福島県中通り
1924年08月23日 M5.3 震度3 福島県中通り

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2011年04月11日に福島県中通りでM5.4・震度5弱の地震が約18kmの距離(深さ5km)で起きていた。
 

東北地方と福島県中通りにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在339予測。また福島県中通りなど震源地別予測が現在1306予測となっている。

方面別予測において現在、計339予測中、Aクラスは10予測、Bクラスは45予測、Cクラスは284予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が14予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1306予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが96予測、Cクラスが1195予測となっており、このうち福島県中通りに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、福島県中通りの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県中通りM3.7の類似9事例以後の発震傾向性

今回の福島県中通りM3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた9件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県中通りを含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは9事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 9事例中2例
三陸沖 9事例中2例
宮城県沖 9事例中2例
福島県中通り 9事例中1例
岩手県沖 9事例中1例
福島県浜通り 9事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが9事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは9事例中5例で平均発生頻度1に対し2.4と多いと言える。

関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千葉県東方沖 9事例中4例
茨城県沖 9事例中2例
茨城県北部 9事例中1例
関東東方沖 9事例中1例
 

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※画像は気象庁より。