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2020年10月12日鳥島近海付近でM5.1の地震、震度1以上は観測されず

10月12日の鳥島近海付近M5.1の地震は鳥島近海M5.5に、震度は1未満


 

2020年10月12日09:28にUSGSが鳥島近海付近で観測していたM5.1の地震は気象庁が2020年10月13日に発表した震源リストによると鳥島近海M5.5となった。

 

2020年10月12日09:28 M5.5・震度1未満 鳥島近海(深さ415km)

USGSは深さを約407kmと計測していた。

鳥島近海で前回有感地震が観測されたのは2020年07月07日のM5.5・震度1(深さ406km)(規模不明は除く)。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震9事例のうち、その後1ヶ月以内に鳥島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは9事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは9事例中2例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ない、北海道地方における繋がりは9事例中2例で平均発生頻度1に対し3.0で多いという結果であった。

北海道地方における繋がりは釧路地方中南部が2例、釧路地方北部が1例といずれも北海道の内陸東部であることから、根室地方や十勝地方、網走地方それに北見地方においても注意が必要と言える。
 

鳥島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

鳥島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に鳥島近海における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

鳥島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は73回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は多いと言える状態である。

鳥島近海では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでに有感地震が1回起きており、内訳はM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が1回となっている。

鳥島近海における最近のM5以上で震度1以上を記録した有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年07月07日 M5.5 震度1 鳥島近海
2019年06月04日 M6.2 震度4 鳥島近海
2019年04月05日 M5.9 震度2 鳥島近海
2018年10月29日 M5.4 震度2 鳥島近海
2017年09月23日 M5.2 震度1 鳥島近海
 

鳥島近海の過去の地震データ

1919年以降、鳥島近海で発生してきた有感地震は167回でそのうちM5.0以上であったのが148回。またM6.0以上は50回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1984年03月06日のM7.6・震度4で深さは452kmであった。

鳥島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1984年03月06日 M7.6 震度4 鳥島近海
1974年11月30日 M7.3 震度4 鳥島近海
2012年01月01日 M7.0 震度4 鳥島近海
1956年02月18日 M6.9 震度3 鳥島近海
1928年03月29日 M6.8 震度4 鳥島近海

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1962年12月07日に鳥島近海でM6.3・震度2の地震が約12kmの距離(深さ418km)で起きていた他、2014年03月22日に鳥島近海でM5.3・震度2の地震が約12kmの距離(深さ434km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1962年12月07日に約12kmの距離で発生した鳥島近海M6.3・震度2(深さ418km)であった。
 

伊豆・小笠原と鳥島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在352予測。また鳥島近海など震源地別予測が現在1365予測となっている。

方面別予測において現在、計352予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは47予測、Cクラスは294予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が16予測となっている。

また震源地予測では現在、計1365予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが99予測、Cクラスが1251予測となっており、このうち鳥島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが22予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、鳥島近海の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」鳥島近海M5.5の類似事例以後の発震傾向性

今回の鳥島近海M5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた9件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

鳥島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは9事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

鳥島近海 9事例中1例
新島・神津島近海 9事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが9事例中2例、北海道地方では9事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは9事例中2例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ない、北海道地方における繋がりは9事例中2例で平均発生頻度1に対し3.0で多いという結果であった。

関東地方及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 9事例中1例
千葉県東方沖 9事例中1例

釧路地方中南部 9事例中2例
釧路地方北部 9事例中1例
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。