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2020年10月14日福島県沖でM4.3・震度2、37日ぶり今年43回目の有感地震

福島県沖でM4.3・震度2、37日ぶり今年43回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月14日19:42に福島県沖でM4.3・震度2の地震が発生した。福島県沖で有感地震が記録されたのは37日ぶり。今年43回目となる有感地震であった。

 

福島県沖における今回の地震について

2020年10月14日19:42 M4.3・震度2 福島県沖(深さ約40km)

福島県沖で有感地震が観測されたのは2020年09月07日のM3.8・震度2以来37日ぶり。今回の震源からは約61km離れた場所で深さは48kmであった。その前は2020年09月04日のM5.3・震度2で、今回の震源から約83km離れた場所で深さは17kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震49事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは49事例中16例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは49事例中10例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度と言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

福島県沖と東北地方の最近の地震活動

福島県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が308回であるのに対し2019年に福島県沖における1週間平均値は175回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

福島県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は959回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては43回目。福島県沖では2019年に64回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は6回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計42回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が20回、M4.0~4.9が18回、M5.0以上が4回となっている。

福島県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月04日 M5.3 震度2 福島県沖
2020年06月03日 M5.0 震度1 福島県沖
2020年05月19日 M5.4 震度4 福島県沖
2020年02月12日 M5.4 震度4 福島県沖
2019年12月11日 M5.3 震度3 福島県沖

福島県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

福島県沖の過去の地震データ

1919年以降、福島県沖で発生してきた有感地震は4,249回でそのうちM5.0以上であったのが719回。またM6.0以上は109回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1938年11月05日のM7.5・震度5(福島県東方沖地震)で深さは43kmであった。

福島県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1938年11月05日 M7.5 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
1938年11月06日 M7.4 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2016年11月22日 M7.4 震度5弱 福島県沖
1938年11月05日 M7.3 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2013年10月26日 M7.1 震度4 福島県沖

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1923年02月06日に福島県沖でM5.2・震度2の地震が約3kmの距離(深さ45km)で起きていた他、1929年05月08日に福島県沖でM5.5・震度2の地震が約4kmの距離(深さ24km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2012年04月12日に約6kmの距離で発生した福島県沖M5.9・震度4(深さ27km)であった。
 

東北地方と福島県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在362予測。また福島県沖など震源地別予測が現在1391予測となっている。

方面別予測において現在、計362予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは49予測、Cクラスは302予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が16予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1391予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが106予測、Cクラスが1270予測となっており、このうち福島県沖に対してはAクラスが3予測、Bクラスが7予測、Cクラスが17予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、福島県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県沖M4.3の類似49事例以後の発震傾向性

今回の福島県沖M4.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた49件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは49事例中16例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 49事例中9例
青森県東方沖 49事例中5例
三陸沖 49事例中5例
岩手県沖 49事例中3例
宮城県沖 49事例中3例
岩手県沿岸北部 49事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが49事例中10例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは49事例中10例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度と言える。

関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 49事例中7例
関東東方沖 49事例中3例
千葉県東方沖 49事例中2例
茨城県北部 49事例中2例
茨城県南部 49事例中1例
 

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※画像は気象庁より。