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2020年10月15日茨城県北部でM3.8・震度1、11日ぶり今年36回目の有感地震

茨城県北部でM3.8・震度1、11日ぶり今年36回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月15日10:06に茨城県北部でM3.8・震度1の地震が発生した。茨城県北部で有感地震が記録されたのは11日ぶり。今年36回目となる有感地震であった。

 

茨城県北部における今回の地震について

2020年10月15日10:06 M3.8・震度1 茨城県北部(深さ約100km)

茨城県北部で有感地震が観測されたのは2020年10月04日のM1.9・震度1以来11日ぶり。今回の震源からは約29km離れた場所で深さは7kmであった。その前は2020年10月04日のM3.3・震度2で、今回の震源から約29km離れた場所で深さは7kmであった。

今回の震源周辺では06月01日にM5.2・震度4の地震が約29kmの距離で発生しており、深さも97kmと今回と同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震40事例のうち、その後1ヶ月以内に茨城県北部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは40事例中15例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは40事例中16例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、伊豆・小笠原における繋がりは40事例中15例で平均発生頻度1に対し1.4でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

茨城県北部と関東地方の最近の地震活動

茨城県北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が67回であるのに対し2019年に茨城県北部における1週間平均値は160回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

茨城県北部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は446回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては36回目。茨城県北部では2019年に39回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計35回のうちM3.0未満だったのが12回、M3.0~3.9が20回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が1回となっている。

茨城県北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年06月01日 M5.2 震度4 茨城県北部
2019年06月17日 M5.1 震度4 茨城県北部
2017年08月02日 M5.5 震度4 茨城県北部
2016年12月28日 M6.3 震度6弱 茨城県北部
2016年07月27日 M5.4 震度5弱 茨城県北部

茨城県北部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

茨城県北部の過去の地震データ

1919年以降、茨城県北部で発生してきた有感地震は2,200回でそのうちM5.0以上であったのが39回、M6.0以上が4回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1924年09月18日のM6.5・震度4で深さは49kmであった。

茨城県北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1924年09月18日 M6.5 震度4 茨城県北部
1930年06月01日 M6.5 震度5 茨城県北部
2016年12月28日 M6.3 震度6弱 茨城県北部
2011年03月19日 M6.1 震度5強 茨城県北部
1924年09月18日 M5.6 震度3 茨城県北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1941年10月07日に茨城県北部でM5.2・震度4の地震が約3kmの距離(深さ48km)で起きていた他、1929年08月16日に茨城県北部でM5.2・震度3の地震が約11kmの距離(深さ95km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1924年09月18日に約12kmの距離で発生した茨城県北部M6.5・震度4(深さ49km)であった。
 

関東地方と茨城県北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在362予測。また茨城県北部など震源地別予測が現在1391予測となっている。

方面別予測において現在、計362予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは49予測、Cクラスは302予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が3予測、Cクラス予測が22予測となっている。

また震源地予測では現在、計1391予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが106予測、Cクラスが1270予測となっており、このうち茨城県北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、茨城県北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」茨城県北部M3.8の類似40事例以後の発震傾向性

今回の茨城県北部M3.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた40件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

茨城県北部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは40事例中15例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや多いと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

千葉県東方沖 40事例中5例
茨城県沖 40事例中5例
千葉県北東部 40事例中2例
関東東方沖 40事例中2例
埼玉県北部 40事例中1例
房総半島南方沖 40事例中1例
栃木県北部 40事例中1例
茨城県南部 40事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが40事例中16例、伊豆・小笠原では40事例中15例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは40事例中16例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、伊豆・小笠原における繋がりは40事例中15例で平均発生頻度1に対し1.4でやや多いという結果であった。

東北地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 40事例中7例
岩手県沖 40事例中4例
青森県東方沖 40事例中3例
福島県沖 40事例中2例
宮城県沖 40事例中1例
秋田県沖 40事例中1例

鳥島近海 40事例中5例
小笠原諸島西方沖 40事例中5例
父島近海 40事例中4例
八丈島東方沖 40事例中2例
硫黄島近海 40事例中2例
三宅島近海 40事例中1例
 

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※画像は気象庁より。