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2020年10月15日ニュージーランド北のケルマデック諸島でM5.1、16日ぶり今年36回目のM5以上地震

ニュージーランド北のケルマデック諸島でM5.1、16日ぶり今年36回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月15日16:00にニュージーランド北のケルマデック諸島でM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年04月19日にケルマデック諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約92km離れた場所で起きていた。

 

ケルマデック諸島における今回の地震について

日本時間2020年10月15日16:00 M5.1 ケルマデック諸島(深さ約10km)

ケルマデック諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月29日のM5.2以来16日ぶりで今年36回目。前回の地震は今回の震源から約194km離れた位置であった。その前は2020年09月13日のM5.2で、今回の震源から約161km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年04月18日にケルマデック諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約92km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震35事例のうち、その後1ヶ月以内にケルマデック諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは35事例中21例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは35事例中24例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、北太平洋における繋がりは35事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の35事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは35事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.3でやや多いと言える。
 

ケルマデック諸島の最近の地震活動

ケルマデック諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にケルマデック諸島の1ヶ月当たり平均発生数は8.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

ケルマデック諸島では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にケルマデック諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月19日 M6.4 ケルマデック諸島(深さ約30km)
2019年09月27日 M6.1 ケルマデック諸島(深さ約34km)
2019年12月18日 M5.9 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2019年05月10日 M5.7 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2019年10月24日 M5.7 ケルマデック諸島(深さ約70km)
※海外時間(UTC)

ケルマデック諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にケルマデック諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月18日 M7.4 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年03月14日 M6.4 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年04月14日 M6.0 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年05月28日 M5.8 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年03月05日 M5.6 ケルマデック諸島(深さ約10km)
 

ケルマデック諸島の過去の地震データ

1901年以降、ケルマデック諸島で発生してきたM6.0以上の地震は292回でそのうちM7.0以上であったのが26回。20世紀以降、過去最大だったのは1917年05月01日のM8.2で深さは約15kmであった。

ケルマデック諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1917年05月01日 M8.2 ケルマデック諸島(深さ約15km)
1976年01月14日 M8.0 ケルマデック諸島(深さ約33km)
1986年10月20日 M7.7 ケルマデック諸島(深さ約29km)
2011年07月06日 M7.6 ケルマデック諸島(深さ約17km)
1955年02月27日 M7.5 ケルマデック諸島(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1987年09月07日にケルマデック諸島でM6.6の地震が約39kmの距離(深さ33km)で起きていた他、1970年10月11日にケルマデック諸島でM6.5の地震が約61kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1968年07月25日に82kmの距離で発生したケルマデック諸島 M7.3(深さ45km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とケルマデック諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在681予測。またケルマデック諸島など震源地別予測が現在3,218予測となっている。

方面別予測において現在、計681予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは146予測、Cクラスは504予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が11予測、Bクラス予測が48予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,218予測中、Aクラスが35予測、Bクラスが199予測、Cクラスが2,984予測となっており、このうちケルマデック諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが54予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、ケルマデック諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ケルマデック諸島M5.1の類似35事例以降の発震傾向性

今回のケルマデック諸島M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた35件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ケルマデック諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは35事例中21例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 35事例中7例
フィジー 35事例中5例
パプアニューギニア 35事例中4例
ケルマデック諸島 35事例中3例
ソロモン諸島 35事例中3例
マッコーリー島 35事例中3例
サンタクルーズ諸島 35事例中1例
ロイヤリティ諸島 35事例中1例
トンガ 35事例中1例
ニュージーランド 35事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが35事例中24例、北太平洋では35事例中6例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは35事例中24例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、北太平洋における繋がりは35事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

アジア及び北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 35事例中10例
インドネシア 35事例中10例
中国 35事例中5例
フィリピン 35事例中3例
マリアナ諸島 35事例中2例
ミャンマー 35事例中1例
グアム 35事例中1例

アリューシャン列島 35事例中4例
ハワイ 35事例中1例
北東太平洋付近 35事例中1例

また、今回のケルマデック諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは35事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.3でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1970年12月07日 M6.1・震度3 十勝沖
1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1990年09月24日 M6.6・震度3 東海道南方沖
2003年10月08日 M6.4・震度4 釧路沖
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2010年12月22日 M7.8・震度4 父島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。