• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月16日奄美大島近海で12日ぶり地震M3.3・震度1、沖縄・九州M6クラスへの繋がりも

奄美大島近海で12日ぶり地震M3.3・震度1、沖縄・九州M6クラスへの繋がりも


 

気象庁によると2020年10月16日14:15に奄美大島近海でM3.3・震度1の地震が発生した。奄美大島近海で有感地震が記録されたのは12日ぶり。今年25回目となる有感地震であった。

 

奄美大島近海における今回の地震について

2020年10月16日14:15 M3.3・震度1 奄美大島近海(深さ約20km)

奄美大島近海で有感地震が観測されたのは2020年10月04日のM3.2・震度1以来12日ぶり。今回の震源からは約52km離れた場所で深さは32kmであった。その前は2020年09月21日のM3.5・震度1で、今回の震源から約119km離れた場所で深さは35kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震15事例のうち、その後1ヶ月以内に奄美大島近海を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは15事例中6例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは多いと言える。

沖縄地方一帯における強い地震に注意が必要である。また下記の通り九州地方及び中国地方においても強い地震へと繋がっていた事例があり、通常よりも1ヶ月以内のM6クラス可能性が高い状態である。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは15事例中3例で平均発生頻度1に対し2.6と多い、中国地方における繋がりは15事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

 

奄美大島近海と沖縄地方の最近の地震活動

奄美大島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が98回であるのに対し2019年に奄美大島近海における1週間平均値は88回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

奄美大島近海を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は278回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては25回目。奄美大島近海では2019年に46回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計24回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が15回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が0回となっている。

奄美大島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年08月20日 M5.0 震度2 奄美大島近海
2017年11月24日 M5.4 震度1 奄美大島近海
2017年07月26日 M5.8 震度2 奄美大島近海
2017年05月15日 M5.4 震度2 奄美大島近海
2016年06月15日 M5.2 震度1 奄美大島近海

奄美大島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の種子島近海M5.1・震度2が挙げられる。
 

奄美大島近海の過去の地震データ

1919年以降、奄美大島近海で発生してきた有感地震は1,306回でそのうちM5.0以上であったのが134回、M6.0以上が18回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1938年06月16日のM6.9・震度4で深さは20kmであった。

奄美大島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1938年06月16日 M6.9 震度4 奄美大島近海
1995年10月18日 M6.9 震度5 奄美大島近海
1995年10月19日 M6.7 震度5 奄美大島近海
1995年10月19日 M6.5 震度4 奄美大島近海
1925年06月28日 M6.4 震度2 奄美大島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1933年03月27日に奄美大島近海でM5.0・震度2の地震が約11kmの距離(深さ11km)で起きていた他、1938年07月25日に奄美大島近海でM5.0・震度1の地震が約18kmの距離(深さ30km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1933年03月27日に約11kmの距離で発生した奄美大島近海M5.0・震度2(深さ11km)であった。
 

沖縄地方と奄美大島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在362予測。また奄美大島近海など震源地別予測が現在1391予測となっている。

方面別予測において現在、計362予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは49予測、Cクラスは302予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計1391予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが106予測、Cクラスが1270予測となっており、このうち奄美大島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%以上、奄美大島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」奄美大島近海M3.3の類似15事例以後の発震傾向性

今回の奄美大島近海M3.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた15件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

奄美大島近海を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは15事例中6例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは多いと言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

奄美大島北東沖 15事例中2例
沖縄本島近海 15事例中2例
種子島近海 15事例中1例
宮古島北西沖 15事例中1例
沖縄本島北西沖 15事例中1例
与那国島近海 15事例中1例

また、九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが15事例中3例、中国地方では15事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは15事例中3例で平均発生頻度1に対し2.6と多い、中国地方における繋がりは15事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

九州地方及び中国地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日向灘 15事例中2例
熊本県阿蘇地方 15事例中1例
熊本県熊本地方 15事例中1例
薩摩半島西方沖 15事例中1例

鳥取県西部 15事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。