• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月17日フィリピンのミンダナオ島でM5.4、周辺では12日前にもM5.6の地震

フィリピンでM5.4、周辺では12日前にもM5.6の地震


 

USGSによると日本時間2020年10月17日05:06にフィリピンでM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月05日にフィリピンでM5.6の地震が今回の震源からは約54km離れた場所で起きていた。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年10月17日05:06 M5.4 フィリピン(深さ約63km)

フィリピンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月04日のM5.6以来12日ぶりで今年47回目。前回の地震は今回の震源から約54km離れた位置で深さは約122kmであった。その前は2020年09月30日のM5.3で、今回の震源から約829km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年10月04日にフィリピンでM5.6の地震が今回の震源からは約54km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中26例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは39事例中25例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中12例であった。これは通常時の1に対し1.4でやや多いと言える。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が25回。2019年にフィリピンの1ヶ月当たり平均発生数は27.1回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.6 フィリピン(深さ約10km)
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年09月06日 M6.3 フィリピン(深さ約119km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は421回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1972年04月25日にフィリピンでM7.5の地震が約24kmの距離(深さ25km)で起きていた他、2004年10月08日にフィリピンでM6.5の地震が約37kmの距離(深さ105km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1972年04月25日に24kmの距離で発生したフィリピン M7.5(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在669予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在3,156予測となっている。

方面別予測において現在、計669予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは143予測、Cクラスは495予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,156予測中、Aクラスが34予測、Bクラスが196予測、Cクラスが2,926予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが2予測、Bクラスが10予測、Cクラスが47予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.4の類似39事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中26例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

日本 39事例中12例
インドネシア 39事例中11例
フィリピン 39事例中4例
ミャンマー 39事例中3例
台湾 39事例中3例
中国 39事例中1例
ミクロネシア 39事例中1例
インド 39事例中1例
グアム 39事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中25例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは39事例中25例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

フィジー 39事例中8例
ケルマデック諸島 39事例中8例
バヌアツ 39事例中5例
パプアニューギニア 39事例中5例
ソロモン諸島 39事例中4例
ニュージーランド 39事例中3例
オーストラリア南方 39事例中2例
トンガ 39事例中1例
マッコーリー島 39事例中1例
ウォリス・フツナ 39事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中12例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.4でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年01月02日 M6.3・震度3 父島近海
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1993年08月07日 M6.3・震度2 沖縄本島北西沖
1996年10月19日 M6.9・震度5弱 日向灘
2000年03月28日 M7.9・震度3 硫黄島近海
2000年10月06日 M7.3・震度6強 鳥取県西部(鳥取県西部地震)
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2003年09月26日 M8.0・震度6弱 十勝沖(2003年十勝沖地震)
2011年04月11日 M7.0・震度6弱 福島県浜通り
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2012年03月14日 M6.9・震度4 三陸沖
2014年07月12日 M7.0・震度4 福島県沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。