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2020年10月18日岩手県沖でM3.7・震度1、6日ぶり今年39回目の有感地震

岩手県沖でM3.7・震度1、6日ぶり今年39回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月18日09:06に岩手県沖でM3.7・震度1の地震が発生した。岩手県沖で有感地震が記録されたのは6日ぶり。今年39回目となる有感地震であった。

 

岩手県沖における今回の地震について

2020年10月18日09:06 M3.7・震度1 岩手県沖(深さ約50km)

岩手県沖で有感地震が観測されたのは2020年10月12日のM3.2・震度1以来6日ぶり。今回の震源からは約21km離れた場所で深さは44kmであった。その前は2020年10月05日のM4.0・震度2で、今回の震源から約96km離れた場所で深さは48kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震47事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは47事例中19例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは47事例中3例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、千島海溝における繋がりは47事例中9例で平均発生頻度1に対し0.4で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

岩手県沖と東北地方の最近の地震活動

岩手県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が85回であるのに対し2019年に岩手県沖における1週間平均値は98回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

岩手県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は929回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては39回目。岩手県沖では2019年に42回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計38回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が30回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月26日 M5.6 震度4 岩手県沖
2018年05月14日 M5.1 震度3 岩手県沖
2017年12月16日 M5.5 震度4 岩手県沖
2017年09月27日 M6.1 震度4 岩手県沖
2017年01月26日 M5.2 震度3 岩手県沖

岩手県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

岩手県沖の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沖で発生してきた有感地震は2,483回でそのうちM5.0以上であったのが262回。またM6.0以上は28回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.4・震度5弱で深さは32kmであった。

岩手県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.4 震度5弱 岩手県沖
1995年01月07日 M7.2 震度5 岩手県沖
1928年05月27日 M7.0 震度4 岩手県沖
2011年06月23日 M6.9 震度5弱 岩手県沖
1960年07月30日 M6.7 震度4 岩手県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1960年06月17日に岩手県沖でM5.0・震度2の地震が約12kmの距離(深さ45km)で起きていた他、1955年11月02日に青森県東方沖でM5.0・震度2の地震が約12kmの距離(深さ48km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1927年03月16日に約13kmの距離で発生した青森県東方沖M6.5・震度3(深さ0km)であった。
 

東北地方と岩手県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在362予測。また岩手県沖など震源地別予測が現在1391予測となっている。

方面別予測において現在、計362予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは49予測、Cクラスは302予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が16予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1391予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが106予測、Cクラスが1270予測となっており、このうち岩手県沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが21予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、岩手県沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沖M3.7の類似47事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沖M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた47件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは47事例中19例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 47事例中8例
岩手県沖 47事例中7例
三陸沖 47事例中7例
青森県東方沖 47事例中2例
宮城県沖 47事例中2例
岩手県内陸南部 47事例中1例
福島県浜通り 47事例中1例
福島県中通り 47事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが47事例中3例、千島海溝では47事例中9例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは47事例中3例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、千島海溝における繋がりは47事例中9例で平均発生頻度1に対し0.4で少ないという結果であった。

北海道地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

空知地方中部 47事例中1例
留萌地方中北部 47事例中1例
北海道南西沖 47事例中1例

北海道東方沖 47事例中3例
根室半島南東沖 47事例中2例
釧路沖 47事例中2例
十勝沖 47事例中2例
浦河沖 47事例中1例
択捉島南東沖 47事例中1例
 

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※画像は気象庁より。