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2020年10月18日日高地方東部でM3.4・震度1、218日ぶり今年2回目の有感地震

日高地方東部でM3.4・震度1、218日ぶり今年2回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月18日20:46に日高地方東部でM3.4・震度1の地震が発生した。日高地方東部で有感地震が記録されたのは218日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

日高地方東部における今回の地震について

2020年10月18日20:46 M3.4・震度1 日高地方東部(深さ約60km)

日高地方東部で有感地震が観測されたのは2020年03月14日のM3.8・震度1以来218日ぶり。今回の震源からは約8km離れた場所で深さは61kmであった。その前は2019年10月28日のM3.8・震度1で、今回の震源から約6km離れた場所で深さは51kmであった。

日高地方東部で発生してきた直近のM5超え地震である2016年10月12日のM5.0・震度3、2010年10月14日のM5.5・震度4、2003年11月24日のM5.3・震度4はいずれも今回の震源から数km以内とごく近くで深さも同程度であった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震45事例のうち、その後1ヶ月以内に日高地方東部を含む北海道地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは45事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に北海道地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北海道地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは45事例中9例で平均発生頻度1に対し0.3と少ない、東北地方における繋がりは45事例中18例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

日高地方東部と北海道地方の最近の地震活動

日高地方東部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に日高地方東部における1週間平均値は3回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

日高地方東部を含む北海道地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は104回で、2019年に北海道地方で記録された地震数は1週間当たり133回であったので、北海道地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。日高地方東部では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

日高地方東部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2016年10月12日 M5.0 震度3 日高地方東部
2010年10月14日 M5.5 震度4 日高地方東部
2003年11月24日 M5.3 震度4 日高地方東部
2003年09月28日 M5.2 震度4 日高地方東部
1994年07月01日 M5.2 震度4 日高地方東部

日高地方東部を含む北海道地方では2020年に入りM5.0を超える規模の地震は観測されていない。(千島海溝沿いの地震は含まない)
 

日高地方東部の過去の地震データ

1919年以降、日高地方東部で発生してきた有感地震は323回でそのうちM5.0以上であったのが50回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1931年02月17日のM6.8・震度4で深さは33kmであった。

日高地方東部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1931年02月17日 M6.8 震度4 日高地方東部
1922年10月27日 M5.7 震度4 日高地方東部
1928年03月21日 M5.6 震度2 日高地方東部
1934年07月08日 M5.6 震度2 日高地方東部
1979年12月30日 M5.6 震度4 日高地方東部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2003年11月24日に日高地方東部でM5.3・震度4の地震が約2kmの距離(深さ52km)で起きていた他、1928年10月06日に日高地方東部でM5.4・震度2の地震が約4kmの距離(深さ3km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1979年12月30日に約7kmの距離で発生した日高地方東部M5.6・震度4(深さ70km)であった。
 

北海道地方と日高地方東部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北海道地方など方面別予測が現在362予測。また日高地方東部など震源地別予測が現在1391予測となっている。

方面別予測において現在、計362予測中、Aクラスは11予測、Bクラスは49予測、Cクラスは302予測。このうち北海道地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が26予測となっている。

また震源地予測では現在、計1391予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが106予測、Cクラスが1270予測となっており、このうち日高地方東部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較では北海道地方の現在の危険度は100%以下、日高地方東部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」日高地方東部M3.4の類似45事例以後の発震傾向性

今回の日高地方東部M3.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた45件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

日高地方東部を含む北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは45事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に北海道地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北海道地方への繋がりは少ないと言える。

北海道地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

日高地方東部 45事例中1例
上川地方中部 45事例中1例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが45事例中9例、東北地方では45事例中18例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは45事例中9例で平均発生頻度1に対し0.3と少ない、東北地方における繋がりは45事例中18例で平均発生頻度1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

千島海溝及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 45事例中3例
釧路沖 45事例中2例
択捉島南東沖 45事例中2例
十勝沖 45事例中2例
千島列島東方 45事例中1例

福島県沖 45事例中7例
宮城県沖 45事例中6例
三陸沖 45事例中5例
岩手県沖 45事例中4例
福島県浜通り 45事例中2例
岩手県内陸北部 45事例中1例
福島県中通り 45事例中1例
 

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※画像は気象庁より。