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2020年10月19日インドネシア・スマトラ島西沖でM5.6とM5.5のM6クラス、M5超え地震は本日3回

インドネシア・スマトラ島西沖でM5.6とM5.5のM6クラス、M5超え地震は本日3回


 

USGSによると日本時間2020年10月19日16:31と16:47にインドネシア・スマトラ島西沖でM5.6とM5.5の地震が相次いで発生した。今回の震源周辺では日本時間07:48にもM5.1の地震が起きたばかりであった。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年10月19日16:31 M5.6 インドネシア(深さ約10km)
日本時間2020年10月19日16:47 M5.5 インドネシア(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月18日にペルーで発生したM5.5以来で、2020年としては310回目と311回目となる(発生日時は日本時間)。

インドネシアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月17日のM5.5以来32日ぶりで今年34回目と35回目。前回の地震は今回の震源から約3,212km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月09日のM5.6で、今回の震源から約2,981km離れていた。

今回の震源付近では10月15日からM5を超える地震が相次いでいた。10月15日にM5.2、17日にM5.1、18日にM5.3、そして19日に日本時間朝07:48のM5.1、16:31にM5.6、16:47にM5.5となっており、本日のM6クラス2回がこれまでの最大。

下記の通りインド洋方面への繋がりも通常時の1.9に相当していること、インドネシアにおける危険度が150%以上と高くなっていることから、引き続きの強い地震に注意が必要である。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは31事例中16例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは31事例中3例で平均発生頻度1に対し1.9と多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の31事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは31事例中7例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が47回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.6 インドネシア(深さ約534km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2010年10月25日にインドネシアでM7.8の地震が約23kmの距離(深さ20km)で起きていた他、2008年02月25日にインドネシアでM7.2の地震が約86kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2007年09月12日に154kmの距離で発生したインドネシア M8.4(深さ34km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在632予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在2,994予測となっている。

方面別予測において現在、計632予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは136予測、Cクラスは467予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,994予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが186予測、Cクラスが2,779予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが15予測、Bクラスが39予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.6の類似31事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは31事例中16例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 31事例中10例
日本 31事例中7例
フィリピン 31事例中2例
台湾 31事例中2例
ミャンマー 31事例中1例
マリアナ諸島 31事例中1例
中国 31事例中1例

それ以外ではインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中3例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは31事例中3例で平均発生頻度1に対し1.9と多いと言える。

インド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アンダマン諸島 31事例中1例
南東インド洋海嶺 31事例中1例
プリンス・エドワード諸島 31事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは31事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2009年08月17日 M6.7・震度3 石垣島近海
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2011年07月10日 M7.3・震度4 三陸沖
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。