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2020年10月20日マリアナ諸島でM5.3、半月前にも周辺でM5.2の地震

マリアナ諸島でM5.3、半月前にも周辺でM5.2の地震


 

USGSによると日本時間2020年10月20日22:20にマリアナ諸島でM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月03日にマリアナ諸島でM5.2の地震が今回の震源からは約84km離れた場所で起きていた。

 

マリアナ諸島における今回の地震について

日本時間2020年10月20日22:20 M5.3 マリアナ諸島(深さ約104km)

マリアナ諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月05日のM5.3以来15日ぶりで今年18回目。前回の地震は今回の震源から約204km離れた位置であった。その前は2020年10月02日のM5.2で、今回の震源から約84km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内にマリアナ諸島を含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは18事例中10例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは18事例中11例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の18事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは18事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

マリアナ諸島の最近の地震活動

マリアナ諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が6回。2019年にマリアナ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は12.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

マリアナ諸島では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にマリアナ諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月28日 M6.4 マリアナ諸島(深さ約410km)
2019年02月12日 M6.0 マリアナ諸島(深さ約144km)
2019年08月18日 M5.9 マリアナ諸島(深さ約18km)
2019年12月19日 M5.6 マリアナ諸島(深さ約186km)
2019年08月22日 M5.5 マリアナ諸島(深さ約520km)
※海外時間(UTC)

マリアナ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にマリアナ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月13日 M6.2 マリアナ諸島(深さ約615km)
2020年06月23日 M5.9 マリアナ諸島(深さ約66km)
2020年08月03日 M5.6 マリアナ諸島(深さ約10km)
2020年07月06日 M5.5 マリアナ諸島(深さ約124km)
2020年03月19日 M5.4 マリアナ諸島(深さ約10km)
 

マリアナ諸島の過去の地震データ

1901年以降、マリアナ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は99回でそのうちM7.0以上であったのが13回。20世紀以降、過去最大だったのは1940年12月28日のM7.7で深さは約15kmであった。

マリアナ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1940年12月28日 M7.7 マリアナ諸島(深さ約15km)
2016年07月29日 M7.7 マリアナ諸島(深さ約196km)
1990年04月05日 M7.6 マリアナ諸島(深さ約11km)
1902年09月22日 M7.5 マリアナ諸島(深さ約0km)
1940年01月17日 M7.5 マリアナ諸島(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1902年09月22日にマリアナ諸島でM7.5の地震が約33kmの距離(深さ0km)で起きていた他、1930年10月28日にマリアナ諸島でM6.5の地震が約57kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1902年09月22日に33kmの距離で発生したマリアナ諸島 M7.5(深さ0km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとマリアナ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在653予測。またマリアナ諸島など震源地別予測が現在3,094予測となっている。

方面別予測において現在、計653予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは141予測、Cクラスは482予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が14予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,094予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが190予測、Cクラスが2,874予測となっており、このうちマリアナ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが45予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、マリアナ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」マリアナ諸島M5.3の類似18事例以降の発震傾向性

今回のマリアナ諸島M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

マリアナ諸島を含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中10例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 18事例中5例
日本 18事例中3例
マリアナ諸島 18事例中2例
中国 18事例中2例
ブータン 18事例中1例
ミクロネシア 18事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中11例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは18事例中11例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 18事例中6例
ケルマデック諸島 18事例中4例
ニュージーランド 18事例中3例
バヌアツ 18事例中2例
ソロモン諸島 18事例中1例
フィジー 18事例中1例

また、今回のマリアナ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは18事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1930年11月11日 M6.0・震度2 台湾付近
1936年11月03日 M7.4・震度5 宮城県沖(1936年宮城県沖地震)
1940年01月27日 M6.3・震度1 薩南諸島東方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。