• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年10月20日アイスランドでM5.6、121日ぶり今年3回目のM6クラス以上地震

アイスランドでM5.6、121日ぶり今年3回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月20日22:43にアイスランドでM5.6の地震が発生した。

 

アイスランドにおける今回の地震について

日本時間2020年10月20日22:43 M5.6 アイスランド(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月20日にアラスカで発生したM5.6以来で、2020年としては318回目となる(発生日時は日本時間)。

アイスランドでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年06月21日のM6.0以来121日ぶりで今年3回目。前回の地震は今回の震源から約462km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年06月20日のM5.7で、今回の震源から約424km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内にアイスランドを含む欧州でM7クラス以上の地震が起きていたのは14事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に欧州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、欧州への繋がりは多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の14事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは14事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

アイスランドの最近の地震活動

アイスランドにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が1回。2019年にアイスランドの1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

アイスランドでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアイスランドで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月21日 M6.0 アイスランド(深さ約10km)
2020年06月20日 M5.7 アイスランド(深さ約10km)
2020年06月20日 M5.4 アイスランド(深さ約10km)
2020年01月05日 M4.9 アイスランド(深さ約10km)
2020年04月20日 M4.8 アイスランド(深さ約10km)
 

アイスランドの過去の地震データ

1901年以降、アイスランドで発生してきたM6.0以上の地震は9回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1963年03月28日のM6.9で深さは約10kmであった。

アイスランドで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1963年03月28日 M6.9 アイスランド(深さ約10km)
2000年06月17日 M6.5 アイスランド(深さ約10km)
2000年06月21日 M6.5 アイスランド(深さ約10km)
1976年01月13日 M6.4 アイスランド(深さ約33km)
2008年05月29日 M6.3 アイスランド(深さ約9km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2000年06月21日にアイスランドでM6.5の地震が約153kmの距離(深さ10km)で起きていた他、2000年06月17日にアイスランドでM6.5の地震が約183kmの距離(深さ10km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2000年06月17日に183kmの距離で発生したアイスランド M6.5(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

欧州とアイスランドにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は欧州など方面別予測が現在653予測。またアイスランドなど震源地別予測が現在3,094予測となっている。

方面別予測において現在、計653予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは141予測、Cクラスは482予測。このうち欧州に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が50予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,094予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが190予測、Cクラスが2,874予測となっており、このうちアイスランドに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では欧州の現在の危険度は100%以下、アイスランドの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アイスランドM5.6の類似14事例以降の発震傾向性

今回のアイスランドM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アイスランドを含む欧州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に欧州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、欧州への繋がりは多いと言える。

欧州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アイスランド 14事例中1例

また、今回のアイスランドにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは14事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1952年05月20日 M6.5・震度4 十勝沖
1955年05月01日 M6.4・震度2 三陸沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。