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2020年10月21日中国内陸部の四川省でM5.1、1976年M6.7地震の震源付近

中国内陸部の四川省でM5.1、1976年M6.7地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年10月21日13:04に中国・四川省でM5.1の地震が発生した。今回の震源付近では1976年にM6.7の地震が起きていた。

 

中国における今回の地震について

日本時間2020年10月21日13:04 M5.1 中国(深さ約40km)

中国でM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月05日のM5.0以来15日ぶりで今年22回目。前回の地震は今回の震源から約2,765km離れた位置であった。その前は2020年08月08日のM5.3で、今回の震源から約2,093km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))いずれも中国西部における地震であった。

今回の震源は中国の中部内陸部に当たる四川省で成都市の北側に当たる位置であった。周辺では05月18日に今回の震源から南方向に約440kmの地点でM5.1の地震が起きていた他、西方向に約600kmの位置では04月01日にM5.4の地震が起きていた。

また過去には今回の震源から約49kmの距離で1976年08月23日にM6.7、約68kmの距離で1933年08月25日にM7.3の大地震も記録されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震29事例のうち、その後1ヶ月以内に中国を含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは29事例中22例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは29事例中19例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、中東における繋がりは29事例中5例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の29事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは29事例中8例であった。これは通常時の1に対し1.2でやや多いと言える。
 

中国の最近の地震活動

中国における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年に中国の1ヶ月当たり平均発生数は12.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。
中国では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に中国で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月17日 M5.8 中国(深さ約6km)
※海外時間(UTC)

中国では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に中国で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月25日 M6.3 中国(深さ約10km)
2020年07月22日 M6.3 中国(深さ約10km)
2020年01月19日 M6.0 中国(深さ約6km)
2020年03月20日 M5.7 中国(深さ約10km)
2020年01月24日 M5.5 中国(深さ約10km)
 

中国の過去の地震データ

1901年以降、中国で発生してきたM6.0以上の地震は250回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年08月15日のM8.6で深さは約15kmであった。

中国で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年08月15日 M8.6 中国(深さ約15km)
1920年12月16日 M8.3 中国(深さ約15km)
1931年08月10日 M7.9 中国(深さ約10km)
1932年12月25日 M7.9 中国(深さ約15km)
2008年05月12日 M7.9 中国(深さ約19km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1976年08月23日に中国でM6.7の地震が約49kmの距離(深さ33km)で起きていた他、1933年08月25日に中国でM7.3の地震が約68kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1933年08月25日に68kmの距離で発生した中国 M7.3(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアと中国における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在676予測。また中国など震源地別予測が現在3,178予測となっている。

方面別予測において現在、計676予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは145予測、Cクラスは500予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が14予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,178予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが196予測、Cクラスが2,952予測となっており、このうち中国に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが55予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、中国の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」中国M5.1の類似29事例以降の発震傾向性

今回の中国M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた29件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

中国を含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは29事例中22例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや多いと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 29事例中13例
日本 29事例中8例
フィリピン 29事例中7例
台湾 29事例中2例
中国 29事例中1例
ミャンマー 29事例中1例
マリアナ諸島 29事例中1例
パキスタン 29事例中1例
セレベス海 29事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが29事例中19例、中東では29事例中5例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは29事例中19例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、中東における繋がりは29事例中5例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

大洋州及び中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 29事例中4例
バヌアツ 29事例中4例
トンガ 29事例中3例
ロイヤリティ諸島 29事例中3例
フィジー 29事例中3例
ケルマデック諸島 29事例中2例
サモア 29事例中2例
ソロモン諸島 29事例中2例
ニュージーランド 29事例中2例
サンタクルーズ諸島 29事例中2例

イラン 29事例中3例
ジョージア 29事例中1例
アフガニスタン 29事例中1例

また、今回の中国における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは29事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年06月12日 M7.4・震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2011年04月07日 M7.2・震度6強 宮城県沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2016年11月22日 M7.4・震度5弱 福島県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。