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2020年10月22日硫黄島近海でM5.0・震度1、7ヶ月ぶり今年3回目の有感地震

硫黄島近海でM5.0・震度1、7ヶ月ぶり今年3回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月22日00:20に硫黄島近海でM5.0・震度1の地震が発生した。硫黄島近海で有感地震が記録されたのは209日ぶり。今年3回目となる有感地震であった。

 

硫黄島近海における今回の地震について

2020年10月22日00:20 M5.0・震度1 硫黄島近海(深さごく浅い)

日本国内でM5を超える規模の有感地震が観測されたのは10月03日の種子島近海M5.1・震度2以来19日ぶり。また今回の地震は10月20日22:22の長野県中部M3.3・震度2以来26時間ぶりとなる有感地震であった。

硫黄島近海で有感地震が観測されたのは2020年03月26日のM5.8・震度1以来209日ぶり。今回の震源からは約333km離れた場所で深さは152kmであった。その前は2020年01月05日のM5.8・震度1で、今回の震源から約287km離れた場所で深さは171kmであった。

硫黄島近海における有感地震は上記の通り7ヶ月ぶりであったが、震度1未満の無感地震は10月08日にも今回の震源から約80km北側でM4.5が発生していた。深さはUSGSによると約90kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震5事例のうち、その後1ヶ月以内に硫黄島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは5事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

硫黄島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

硫黄島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に硫黄島近海における1週間平均値は1回であったことから、現在の状況は多いと言える。

硫黄島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は61回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては3回目。硫黄島近海では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は4回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が2回となっている。

硫黄島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年03月26日 M5.8 震度1 硫黄島近海
2020年01月05日 M5.8 震度1 硫黄島近海
2019年09月16日 M5.4 震度1 硫黄島近海
2019年06月02日 M5.7 震度1 硫黄島近海
2019年04月12日 M5.8 震度1 硫黄島近海

硫黄島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3が挙げられる。
 

硫黄島近海の過去の地震データ

1919年以降、硫黄島近海で発生してきた有感地震は77回でそのうちM5.0以上であったのが66回。またM6.0以上は24回でM7.0以上の大地震は4回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2000年03月28日のM7.9・震度3で深さは128kmであった。

硫黄島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2000年03月28日 M7.9 震度3 硫黄島近海
1955年05月30日 M7.5 震度3 硫黄島近海
1955年05月30日 M7.2 震度1 硫黄島近海
1934年02月24日 M7.1 震度1 硫黄島近海
1982年02月28日 M6.7 震度1 硫黄島近海

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1997年09月18日に硫黄島近海でM5.7・震度2の地震が約12kmの距離(深さ212km)で起きていた他、2005年06月15日に硫黄島近海でM5.5・震度2の地震が約14kmの距離(深さ104km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1968年10月08日に約50kmの距離で発生した小笠原諸島西方沖M7.3・震度3(深さ460km)であった。
 

伊豆・小笠原と硫黄島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在333予測。また硫黄島近海など震源地別予測が現在1258予測となっている。

方面別予測において現在、計333予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは47予測、Cクラスは277予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が8予測、Cクラス予測が15予測となっている。

また震源地予測では現在、計1258予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが98予測、Cクラスが1146予測となっており、このうち硫黄島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが22予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、硫黄島近海の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」硫黄島近海M5.0の類似5事例以後の発震傾向性

今回の硫黄島近海M5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた5件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

硫黄島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは5事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりはやや少ないと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

小笠原諸島西方沖 5事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。