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2020年10月22日ギリシャ西のイオニア海でM5.2、2018年M6.8地震の震源付近

ギリシャ西のイオニア海でM5.2、2018年M6.8地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年10月22日08:00にギリシャ西のイオニア海でM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年01月19日にギリシャでM5.1の地震が今回の震源からは約88km離れた場所で起きていた。

 

イオニア海における今回の地震について

日本時間2020年10月22日08:00 M5.2 イオニア海(深さ約7km)

今回の震源から距離100km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年01月19日のM5.1以来277日ぶり。今回の震源から約88km離れた位置であった。

今回の震源付近では2018年10月25日にM6.8の地震が約18kmの距離で起きていた。深さも14kmと今回と同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震48事例のうち、その後1ヶ月以内にイオニア海を含む欧州でM7クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは48事例中5例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、大西洋における繋がりは48事例中5例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の48事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは48事例中7例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

今回の震源から100km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離100km以内では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

今回の震源から距離100km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年01月19日 M5.1 ギリシャ(深さ約10km)
2020年05月09日 M4.8 イオニア海(深さ約12km)
2020年01月06日 M4.7 ギリシャ(深さ約10km)
2020年07月25日 M4.7 ギリシャ(深さ約10km)
2020年03月26日 M4.6 ギリシャ(深さ約10km)
 

今回の震源から100km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離100km以内で発生してきたM6.0以上の地震は18回でそのうちM7.0以上であったのが1回。20世紀以降最大だったのは1983年01月17日のギリシャM7.0で深さは約14kmであった。

今回の震源から100km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1983年01月17日 M7.0 ギリシャ(深さ約14km)
1953年08月12日 M6.8 ギリシャ(深さ約10km)
2018年10月25日 M6.8 ギリシャ(深さ約14km)
1959年11月15日 M6.7 イオニア海(深さ約15km)
1997年11月18日 M6.6 イオニア海(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2018年10月25日にギリシャでM6.8の地震が約18kmの距離(深さ14km)で起きていた他、1997年11月18日にイオニア海でM6.6の地震が約27kmの距離(深さ33km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

欧州とイオニア海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は欧州など方面別予測が現在679予測。またイオニア海など震源地別予測が現在3,191予測となっている。

方面別予測において現在、計679予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは144予測、Cクラスは505予測。このうち欧州に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が53予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,191予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが200予測、Cクラスが2,962予測となっており、このうちイオニア海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では欧州の現在の危険度は100%以下、イオニア海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イオニア海M5.2の類似48事例以降の発震傾向性

今回のイオニア海M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた48件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

今回のイオニア海M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた48件の事例について、イオニア海を含む欧州でその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが48事例中5例、大西洋では48事例中5例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは48事例中5例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、大西洋における繋がりは48事例中5例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

中東及び大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ウズベキスタン 48事例中1例
イラン 48事例中1例
トルコ 48事例中1例
カスピ海 48事例中1例
アフガニスタン 48事例中1例

南サンドイッチ諸島 48事例中3例
スコシア海 48事例中1例
アセンション島 48事例中1例

また、今回のイオニア海における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは48事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1962年04月12日 M6.8・震度4 三陸沖
1996年02月17日 M6.8・震度4 福島県沖
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2010年12月22日 M7.8・震度4 父島近海
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。