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2020年10月22日パプアニューギニアでM5.1、10月01日M6.0地震の震源周辺

パプアニューギニアでM5.1、10月01日M6.0地震の震源周辺


 

USGSによると日本時間2020年10月22日15:14にパプアニューギニアでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月01日にパプアニューギニアでM6.0の地震が今回の震源からは約109km離れた場所で起きていた。

 

パプアニューギニアにおける今回の地震について

日本時間2020年10月22日15:14 M5.1 パプアニューギニア(深さ約181km)

パプアニューギニアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月08日のM5.1以来13日ぶりで今年70回目。前回の地震は今回の震源から約364km離れた位置であった。その前は2020年10月08日のM5.8で、今回の震源から約147km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源周辺では海外時間(UTC)2020年10月01日日にパプアニューギニアでM6.0の地震が今回の震源からは約109km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内にパプアニューギニアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは39事例中29例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、南太平洋における繋がりは39事例中1例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中12例であった。これは通常時の1に対し1.4でやや多いと言える。
 

パプアニューギニアの最近の地震活動

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が13回。2019年にパプアニューギニアの1ヶ月当たり平均発生数は30.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

パプアニューギニアでは2019年にM6.0以上の地震が9回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にパプアニューギニアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月14日 M7.6 パプアニューギニア(深さ約10km)
2019年05月06日 M7.1 パプアニューギニア(深さ約146km)
2019年02月17日 M6.4 パプアニューギニア(深さ約368km)
2019年07月15日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約42km)
2019年01月17日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

パプアニューギニアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が10回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にパプアニューギニアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月17日 M7.0 パプアニューギニア(深さ約80km)
2020年04月25日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約17km)
2020年10月08日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約104km)
2020年02月09日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)
2020年08月25日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約22km)
 

パプアニューギニアの過去の地震データ

1901年以降、パプアニューギニアで発生してきたM6.0以上の地震は809回でそのうちM7.0以上であったのが82回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年07月26日のM8.1で深さは約40kmであった。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1999年04月05日にパプアニューギニアでM7.4の地震が約4kmの距離(深さ150km)で起きていた他、1961年07月07日にパプアニューギニアでM6.5の地震が約44kmの距離(深さ48km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1987年10月16日に84kmの距離で発生したパプアニューギニア M7.4(深さ48km)であった。(時刻は海外時間(UTC)
 

大洋州とパプアニューギニアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在679予測。またパプアニューギニアなど震源地別予測が現在3,191予測となっている。

方面別予測において現在、計679予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは144予測、Cクラスは505予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が47予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,191予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが200予測、Cクラスが2,962予測となっており、このうちパプアニューギニアに対してはAクラスが4予測、Bクラスが38予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、パプアニューギニアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パプアニューギニアM5.1の類似48事例以降の発震傾向性

今回のパプアニューギニアM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた48件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パプアニューギニアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは48事例中28例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 48事例中10例
フィジー 48事例中7例
バヌアツ 48事例中6例
サンタクルーズ諸島 48事例中5例
ニュージーランド 48事例中3例
ケルマデック諸島 48事例中2例
ソロモン諸島 48事例中2例
サモア 48事例中2例
オーストラリア南方 48事例中1例
トンガ 48事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが48事例中37例、南太平洋では48事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは48事例中37例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、南太平洋における繋がりは48事例中1例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 48事例中16例
日本 48事例中13例
中国 48事例中6例
フィリピン 48事例中6例
台湾 48事例中4例
ミャンマー 48事例中2例
ネパール 48事例中2例
マリアナ諸島 48事例中2例
グアム 48事例中1例
サヴ海 48事例中1例

チリ海嶺 48事例中1例

また、今回のパプアニューギニアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは48事例中13例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年02月21日 M6.4・震度3 八丈島東方沖
1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1987年02月06日 M6.7・震度5 福島県沖
1987年04月23日 M6.5・震度5 福島県沖
2000年10月06日 M7.3・震度6強 鳥取県西部(鳥取県西部地震)
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2011年03月09日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
2015年05月13日 M6.8・震度5強 宮城県沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。