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2020年10月22日西表島付近でM4.6・震度2、06月26日のM5クラス地震とほぼ同位置

西表島付近でM4.6・震度2、06月26日のM5クラス地震とほぼ同位置


 

気象庁によると2020年10月22日16:14に西表島付近でM4.6・震度2の地震が発生した。西表島付近で有感地震が記録されたのは21日ぶり。今年6回目となる有感地震であった。

 

西表島付近における今回の地震について

2020年10月22日16:14 M4.6・震度2 西表島付近(深さ約30km)

西表島付近で有感地震が観測されたのは2020年10月01日のM2.4・震度1以来21日ぶり。今回の震源からは約42km離れた場所で深さは8kmであった。その前は2020年06月26日のM4.6・震度2で、今回の震源から約4km離れた場所で深さは35kmであった。

今回の震源付近では上記の通り06月26日に約4kmとほぼ同位置で深さも35kmと同程度でM4.6・震度2の同規模地震が起きていた。

今後1ヶ月以内のM6クラス以上発震傾向性は下記の通り伊豆・小笠原が通常時の1に対し1.5となっており、ほぼ同位置で起きていた06月26日の際にも、11日後の07月07日に鳥島近海でM5.5・震度1の地震が発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内に西表島付近を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは23事例中8例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは23事例中3例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは23事例中10例で平均発生頻度1に対し1.5でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

西表島付近と沖縄地方の最近の地震活動

西表島付近で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が19回であるのに対し2019年に西表島付近における1週間平均値は25回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

西表島付近を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は303回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては6回目。西表島付近では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計5回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

西表島付近における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2018年03月01日 M5.6 震度5弱 西表島付近
2017年08月04日 M5.3 震度3 西表島付近
2014年01月09日 M5.5 震度4 西表島付近
1992年10月20日 M5.0 震度5 西表島付近
1992年08月24日 M5.1 震度4 西表島付近

西表島付近を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の種子島近海M5.1・震度2が挙げられる。
 

西表島付近の過去の地震データ

1919年以降、西表島付近で発生してきた有感地震は1,148回でそのうちM5.0以上であったのが15回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1937年11月26日のM6.5・震度3で深さは58kmであった。

西表島付近において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1937年11月26日 M6.5 震度3 西表島付近
1942年08月15日 M5.7 震度2 西表島付近
1944年03月15日 M5.7 震度2 西表島付近
2018年03月01日 M5.6 震度5弱 西表島付近
2014年01月09日 M5.5 震度4 西表島付近

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1937年11月26日に西表島付近でM6.5・震度3の地震が約7kmの距離(深さ58km)で起きていた他、1977年07月09日に西表島付近でM5.4・震度2の地震が約9kmの距離(深さ59km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1937年11月26日に約7kmの距離で発生した西表島付近M6.5・震度3(深さ58km)であった。
 

沖縄地方と西表島付近における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在333予測。また西表島付近など震源地別予測が現在1258予測となっている。

方面別予測において現在、計333予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは47予測、Cクラスは277予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が18予測となっている。

また震源地予測では現在、計1258予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが98予測、Cクラスが1146予測となっており、このうち西表島付近に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%以上、西表島付近の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」西表島付近M4.6の類似23事例以後の発震傾向性

今回の西表島付近M4.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

西表島付近を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中8例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは通常程度と言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

与那国島近海 23事例中3例
西表島付近 23事例中1例
奄美大島北西沖 23事例中1例
種子島近海 23事例中1例
宮古島近海 23事例中1例
石垣島南方沖 23事例中1例

また、アジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中3例、伊豆・小笠原では23事例中10例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは23事例中3例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは23事例中10例で平均発生頻度1に対し1.5でやや多いという結果であった。

アジア及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

台湾付近 23事例中2例
マリアナ諸島 23事例中1例

小笠原諸島西方沖 23事例中4例
硫黄島近海 23事例中3例
鳥島近海 23事例中3例
小笠原諸島東方沖 23事例中1例
 

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※画像は気象庁より。