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2020年10月22日フィジーでM5.7、10月06日のM6.0に続く今月2回目のM6クラス地震

フィジーでM5.7、10月06日のM6.0に続く今月2回目のM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年10月22日17:24にフィジーでM5.7の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年05月14日にフィジーでM5.2の地震が今回の震源からは約10km離れた場所で起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月22日17:24 M5.7 フィジー(深さ約236km)

フィジーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月06日のM6.0以来16日ぶりで今年13回目。前回の地震は今回の震源から約335km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月17日のM5.6で、今回の震源から約403km離れていた。

今回の震源から距離100km以内では今年、M5.5以上の地震は観測されていない。

フィジー周辺では最近、10月01日にトンガM6.4、10月06日にフィジーM6.0とM6以上地震が続いているが、震源の位置は今回からそれぞれ数百km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震17事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは17事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは17事例中11例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、中南米における繋がりは17事例中9例で平均発生頻度1に対し1.5でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の17事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは17事例中1例であった。これは通常時の1に対し0.3で少ないと言える。
 

今回の震源から100km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離100km以内では2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月30日 M6.0 トンガ(深さ約178km)
2019年11月09日 M5.6 トンガ(深さ約255km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離100km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から100km以内で発生した地震(規模の大きい順)。
2020年05月13日 M5.2 フィジー(深さ約250km)
2020年05月13日 M4.8 フィジー(深さ約92km)
2020年01月20日 M4.6 トンガ(深さ約153km)
2020年01月10日 M4.5 トンガ(深さ約176km)
2020年01月14日 M4.5 フィジー(深さ約292km)
 

今回の震源から100km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離100km以内で発生してきたM6.0以上の地震は23回でそのうちM7.0以上であったのが3回。20世紀以降最大だったのは1937年04月16日のフィジーM7.3で深さは約330kmであった。

今回の震源から100km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1937年04月16日 M7.3 フィジー(深さ約330km)
1986年10月30日 M7.2 フィジー(深さ約188km)
1991年06月09日 M7.0 フィジー(深さ約266km)
1990年06月23日 M6.9 フィジー(深さ約181km)
1998年12月27日 M6.8 フィジー(深さ約144km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2003年07月27日にフィジーでM6.6の地震が約17kmの距離(深さ213km)で起きていた他、1999年04月13日にフィジーでM6.8の地震が約48kmの距離(深さ164km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在679予測。またフィジーなど震源地別予測が現在3,191予測となっている。

方面別予測において現在、計679予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは144予測、Cクラスは505予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が47予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,191予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが200予測、Cクラスが2,962予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが17予測、Cクラスが42予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM5.7の類似17事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM5.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた17件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは17事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 17事例中4例
フィジー 17事例中3例
バヌアツ 17事例中3例
ソロモン諸島 17事例中2例
ニュージーランド 17事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが17事例中11例、中南米では17事例中9例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは17事例中11例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、中南米における繋がりは17事例中9例で平均発生頻度1に対し1.5でやや多いという結果であった。

アジア及び中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 17事例中7例
フィリピン 17事例中3例
日本 17事例中1例
ミャンマー 17事例中1例
中国 17事例中1例
台湾 17事例中1例
セレベス海 17事例中1例

グアテマラ 17事例中3例
ペルー 17事例中3例
アルゼンチン 17事例中3例
メキシコ 17事例中1例
チリ 17事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは17事例中1例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.3で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。