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2020年10月22日釧路沖でM3.8・震度2、24日ぶり今年23回目の有感地震

釧路沖でM3.8・震度2、24日ぶり今年23回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月22日23:43に釧路沖でM3.8・震度2の地震が発生した。釧路沖で有感地震が記録されたのは24日ぶり。今年23回目となる有感地震であった。

 

釧路沖における今回の地震について

2020年10月22日23:43 M3.8・震度2 釧路沖(深さ約50km)

釧路沖で有感地震が観測されたのは2020年09月29日のM2.9・震度1以来24日ぶり。今回の震源からは約164km離れた場所で深さは64kmであった。その前は2020年09月09日のM3.4・震度1で、今回の震源から約17km離れた場所で深さは48kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内に釧路沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは24事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは24事例中2例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、ロシアにおける繋がりは24事例中5例で平均発生頻度1に対し2.4で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

釧路沖と千島海溝の最近の地震活動

釧路沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が14回であるのに対し2019年に釧路沖における1週間平均値は16回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

釧路沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は66回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては23回目。釧路沖では2019年に15回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計22回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が14回、M4.0~4.9が7回、M5.0以上が0回となっている。

釧路沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年04月15日 M5.1 震度3 釧路沖
2018年05月18日 M5.8 震度4 釧路沖
2014年12月19日 M5.3 震度3 釧路沖
2013年07月16日 M5.1 震度4 釧路沖
2013年03月10日 M5.1 震度3 釧路沖

釧路沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

釧路沖の過去の地震データ

1919年以降、釧路沖で発生してきた有感地震は1,120回でそのうちM5.0以上であったのが244回。またM6.0以上は32回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1993年01月15日のM7.5・震度6(釧路沖地震)で深さは101kmであった。

釧路沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1993年01月15日 M7.5 震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1961年08月12日 M7.2 震度4 釧路沖
2004年11月29日 M7.1 震度5強 釧路沖
1961年11月15日 M6.9 震度4 釧路沖
2004年12月06日 M6.9 震度5強 釧路沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1967年02月01日に釧路沖でM5.1・震度3の地震が約1kmの距離(深さ48km)で起きていた他、2004年12月22日に釧路沖でM5.7・震度3の地震が約3kmの距離(深さ45km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1961年11月15日に約20kmの距離で発生した釧路沖M6.9・震度4(深さ37km)であった。
 

千島海溝と釧路沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在347予測。また釧路沖など震源地別予測が現在1313予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは48予測、Cクラスは290予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が14予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計1313予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが102予測、Cクラスが1197予測となっており、このうち釧路沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、釧路沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」釧路沖M3.8の類似24事例以後の発震傾向性

今回の釧路沖M3.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

釧路沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりはやや少ないと言える。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

十勝沖 24事例中3例
北海道東方沖 24事例中3例
根室半島南東沖 24事例中1例
千島列島 24事例中1例
浦河沖 24事例中1例
択捉島南東沖 24事例中1例
国後島付近 24事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中2例、ロシアでは24事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは24事例中2例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、ロシアにおける繋がりは24事例中5例で平均発生頻度1に対し2.4で多いという結果であった。

北海道地方及びロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道南西沖 24事例中1例
十勝地方南部 24事例中1例

ウラジオストク付近 24事例中2例
オホーツク海南部 24事例中2例
オホーツク海 24事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。